豊田市で帯状疱疹治療が得意な皮膚科をお探しなら「豊田市瑞穂町にあるこはく皮フ科」へ


はじめに
体の片側に赤いブツブツや水ぶくれが並び、ピリピリ、ズキズキとした強い痛みが出ていませんか。こうした症状は帯状疱疹の可能性があります。単なる皮膚のトラブルと思って放置すると、皮膚が治ったあとも神経の痛みだけが長く残ることがあるため注意が必要です。
帯状疱疹は子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが原因で、体の抵抗力が落ちたときに再び活動することで起こります。仕事や学校、家事や介護で疲れがたまっているとき、強いストレスや睡眠不足が続いたときなど、誰にでも発症する可能性があります。
豊田市の「こはく皮フ科」では、帯状疱疹に関しても地域の皆さまが気軽に相談できるよう取り組んでいます。豊田市内中心部だけでなく、藤岡地区や足助地区など豊田市近郊からも通っていただきやすい環境づくりを進めています。
本記事では、帯状疱疹の特徴や原因、治療の流れ、さらにご自宅でできるケア方法までを分かりやすく解説します。症状が気になるときにどう動けばよいかを考えるヒントとしてご活用いただけたらと思います。
■症状や悩みの概要
◆症状の特徴
帯状疱疹は、見た目の変化と痛みの両方が大きな特徴です。最初は「何かおかしいな」という軽い違和感から始まります。皮膚の一部にかゆみやピリピリとした刺激を感じ、その後に赤い発疹が現れます。この段階では「虫刺されかな」「湿疹かな」と勘違いする方も多いですが、数日以内に症状ははっきりしてきます。
発疹は徐々に数を増し、小さな水ぶくれが並ぶように出てきます。これらは体の神経の通り道に沿って帯状に現れるのが特徴です。左右どちらか片側だけに出るため、「反対側には出ない」というのも他の皮膚病と区別する大切なポイントになります。
●発疹の流れ
• 初期:皮膚に赤いポツポツが出て、かゆみや軽い刺激を感じる
• 数日後:小さな水ぶくれが現れ、帯状に連なって広がる
• 1〜2週間後:水ぶくれが破れてかさぶたになり始める
• 2〜4週間後:皮膚の症状が落ち着き、かさぶたが取れていく
発疹が出やすいのは、胸から背中にかけてや腰、おなかなどです。ただし、顔や首にも出ることがあり、その場合は注意が必要です。特に目の周りに出ると視力障害、耳の周りに出ると耳鳴りやめまい、聴力への影響につながることがあるからです。
●痛みの特徴
帯状疱疹では皮膚の症状と同時に「強い痛み」が出るのが大きな特徴です。
患者さんからは、次のような言葉で表現されます。
• ズキズキする
• チクチク針で刺されるよう
• ピリピリ電気が走るよう
• 焼けるようにヒリヒリする
中には「風が当たっただけで痛い」「布団が触れるだけでも眠れない」というほど敏感になる方もいます。発疹が出る前から痛みが始まることもあり、「皮膚に何もないのに痛い」という違和感で受診されるケースも珍しくありません。
●経過と合併症
発疹自体は2〜4週間で治まりますが、注意が必要なのは「痛みが残る」ケースです。皮膚が治っても神経がダメージを受けたままだと、強い痛みだけが長く続くことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と呼び、数か月〜数年にわたって生活の質を下げてしまうこともあります。
また、全身症状として発熱や体のだるさが出る場合もあります。発疹のある部位のリンパ節が腫れ、押すと痛むこともあります。
●注意すべきケース
• 顔の片側に発疹が出ている
• 目の近くに発疹がある
• 耳の近くに発疹がある
• 発疹が出る前から強い痛みが続いている
このような場合は、放置せずに早めに医療機関を受診することが大切です。
◆患者さんがよく抱える不安
帯状疱疹で受診される方のお話を伺うと、皮膚の症状そのものよりも、日常生活に及ぶ影響への不安を強く感じている方が多いです。
最初は赤い発疹やかゆみ程度に見えるため「虫に刺されたかな」と思ってしまうことがありますが、実際にはズキズキ、チクチク、ピリピリとした強い痛みを伴い、夜眠れなくなるほどつらいという声も少なくありません。
また、症状が出る部位によっては「人目が気になる」という悩みも出てきます。顔や首に発疹が出た場合、赤みや水ぶくれが目立ち、外出や人と会うことが精神的に負担になることがあります。「職場や学校に行きづらい」「マスクで隠しているが苦しい」という声もあります。
さらに、「皮膚が治ったあとも痛みが残る」と聞いたことがある方は、そのこと自体が強い不安につながります。帯状疱疹後神経痛(皮膚が治っても神経の痛みだけ残る状態)は、数か月から数年にわたり生活の質を下げてしまうこともあり、患者さんがもっとも心配されるポイントの一つです。
こうした不安は大きく分けると以下のような内容に整理できます。
- 痛みに関する不安
① 夜眠れないほどの強い痛みが続く
② 衣服や布団が触れるだけで刺激になる
③ 痛みがどのくらい続くのか見通しが立たない - 見た目に関する不安
① 顔や首に発疹が出て外出がつらい
② 人と会うこと自体が嫌になってしまう
③ 学校や職場での視線や反応が気になる - 後遺症に関する不安
① 帯状疱疹後神経痛が残るのではないか
② 痛みが長引いた場合、仕事や家事に支障が出るのではと心配
③ 年齢や体質によっては治りにくいと聞き、不安になる - 生活に関する不安
① 家族にうつることはないか心配
② 運動や入浴、仕事をどこまでしてよいのか分からない
③ 学校や職場をどの程度休むべきか判断に迷う
これらの不安は、単なる「皮膚の病気」というよりも、生活や社会生活、心の問題まで含んでいるため、患者さんの心に重くのしかかります。
帯状疱疹は、皮膚に出る発疹や痛みだけでなく、見た目による心理的な負担や、今後の生活にまで広がる不安をともないやすい病気です。夜眠れないほどの痛みで日常生活に支障が出る方、顔に症状が出て人と会うのがつらくなる方、皮膚は治っても痛みが長く続くのではないかと心配される方も少なくありません。
こはく皮フ科では、こうした声に耳を傾け、症状を抑える治療だけでなく、患者さんの気持ちや生活に寄り添ったサポートを大切にしています。
• 強い痛みで眠れない方には、薬の調整や生活リズムの工夫をご提案
• 顔や首に発疹が出た方には、皮膚のケアだけでなく心理的な負担を軽くできるような対応
• 痛みが長引くことへの不安には、治療の流れや経過を分かりやすく説明し、見通しを一緒に考える
さらに、障害児童や障害者の方では、症状の伝え方や治療への不安が大きくなることがあります。こはく皮フ科では、
• 言葉で痛みやつらさをうまく伝えられない方への丁寧な聞き取り
• 薬の塗りや飲み込みが難しい場合の工夫や代替法の提案
• ご家族・支援者と一緒に治療方針を考える姿勢
といった形で、障害のある方にも配慮した診療を心がけています。
症状だけでなく心や生活にまで目を向け、患者さん一人ひとりに合ったケアを提供できるよう努めています。
■原因とメカニズム
◆一般的な原因
帯状疱疹(たいじょうほうしん)の原因は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(すいとうたいじょうほうしんウイルス)」というウイルスです。
このウイルスは、子どものころにかかる「水ぼうそう(みずぼうそう)」の原因でもあります。
水ぼうそうが治ったあと、ウイルスは体の外に出ていくわけではなく、実は神経の奥にひっそりと潜んだままになります。脊髄(せきずい)から枝分かれした「感覚神経節(かんかくしんけいせつ)」という場所にとどまり、長い間、眠っているような状態になるのです。
普段は免疫の働きによって、ウイルスが暴れないようにきちんと抑えられています。しかし、さまざまな理由で免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を始めます。再活性化したウイルスは、神経に沿って皮膚の表面まで移動し、水ぶくれや強い痛みを伴う発疹を起こします。これが「帯状疱疹」です。
◆免疫力が下がるきっかけ
免疫力が落ちる原因は人によってさまざまです。
代表的なものには次のようなものがあります。
• 過労や睡眠不足:体の回復が追いつかず、免疫の働きが鈍る
• 精神的ストレス:自律神経が乱れ、免疫細胞のバランスが崩れる
• 加齢:年齢とともに免疫の反応がゆるやかになる
• 病気や薬の影響:糖尿病、がん、自己免疫疾患などの病気、または免疫を抑える薬(ステロイド、抗がん剤など)の使用
• 感染症のあと:風邪やインフルエンザなどの感染後、一時的に免疫力が低下することも
こうした要因が重なると、体がウイルスを抑えきれず、神経の中で静かにしていたウイルスが再び動き出してしまいます。
◆どんな人に起こりやすい?
帯状疱疹は、50代以上の方に多く見られます。
日本では、80歳までにおよそ3人に1人が経験するといわれるほど、珍しい病気ではありません。
また、若い方でも、過労・ストレス・不規則な生活・睡眠不足などが続くと発症することがあります。
最近では、仕事や育児で疲れがたまっている30〜40代の女性にも見られるようになっています。
免疫力が一時的に下がると、どんな年齢層でも発症する可能性があります。
◆ウイルスの特徴
水痘帯状疱疹ウイルスは、「ヘルペスウイルス科」に属するDNAウイルスです。
この仲間には、単純ヘルペスウイルス(口唇ヘルペスなどを起こす)も含まれています。
一度感染すると体の中に潜み、完全に除去することはできません。
帯状疱疹のウイルスは神経を好む性質があるため、症状は「体の片側に帯状にあらわれる」のが特徴です。
神経の通り道に沿って痛みや水ぶくれが出るため、見た目の発疹よりも先に「ピリピリ」「チクチク」といった痛みを感じることも少なくありません。
◆うつるのか?
帯状疱疹そのものが人から人へうつることはありません。
ただし、水ぼうそうにかかったことのない人が、帯状疱疹の患者さんの水ぶくれに触れると、水ぼうそうとして感染する可能性があります。
つまり、「帯状疱疹 → 帯状疱疹」にうつるのではなく、「帯状疱疹 → 水ぼうそう」としてうつる場合があるのです。
特に、乳幼児や妊婦さん、免疫の弱い方が近くにいる場合は、接触に注意が必要です。
水ぶくれが治ってかさぶたになるまでは、発疹部分を覆うなどして感染を防ぎます。
◆まとめ
帯状疱疹は、過去にかかった水ぼうそうのウイルスが、長い年月を経て再び活動を始めることで起こる病気です。
ウイルスを「新たにもらう」のではなく、自分の体の中に眠っていたウイルスが原因になります。
発症には免疫力の低下が深く関わっており、年齢、ストレス、疲労、病気などが引き金になります。
そのため、日ごろから十分な睡眠とバランスのよい食事、無理のない生活リズムを整えることが大切です。
体の疲れが取れない、ストレスが続いているときには、体だけでなく「ウイルス」も静かに目を覚ますかもしれません。
「最近ピリピリする」「肌がしびれるように痛い」と感じたら、早めに皮膚科を受診し、帯状疱疹の可能性を確認しましょう。
■こはく皮フ科での帯状疱疹治療
帯状疱疹は、早期に治療を始めるかどうかで、痛みの残り方や治りのスピードが大きく変わる病気です。
こはく皮フ科では、皮膚症状だけでなく「神経の痛み」や「将来の後遺症」まで見据えた治療を行っています。
以下では、実際の治療法や使う薬、検査、そして治療の流れについてご説明します。
◆診断と初期対応
まず診察では、発疹の形・位置・痛みの程度を丁寧に確認します。
帯状疱疹は「体の片側に帯状に出る発疹」が特徴的ですが、初期は赤みや痛みだけで、発疹がはっきりしないこともあります。


見た目だけでは判断が難しい場合、こはく皮フ科では「デルマクイックVZV」という迅速検査キットを用いることがあります。
これは、発疹の水疱液を少量とって検査し、10分ほどで水痘・帯状疱疹ウイルスが関係しているかどうかを確認できる検査です。
結果がその場でわかるため、迷う間もなく抗ウイルス薬の投与を開始できます。
発症から時間をあけずに治療を始めることが何より重要です。
◆使用する主な薬
● 抗ウイルス薬
帯状疱疹の治療の中心になるのは、抗ウイルス薬です。
この薬は、ウイルスの増殖を抑えることで、症状の悪化を防ぎ、治りを早めます。
できる限り早めに内服を始めることが望ましいとされています。
豊田市の「こはく皮フ科」では、症状や体の状態に合わせて、次の薬を使用します。


• アメナリーフ錠(アメナメビル)
1日1回の内服で済むため、服薬が簡単で続けやすいのが特徴です。
食事の影響も受けにくく、高齢の方にも使いやすい薬です。


• アラセナA(ビダラビン)
外用タイプの抗ウイルス薬で、発疹部位が限局している場合などに使用します。
皮膚の炎症を抑えながら、ウイルスの増殖を防ぎます。
● 痛み止め(鎮痛薬)
帯状疱疹は、皮膚だけでなく「神経」に炎症を起こすため、強い痛みを伴うことがあります。
痛みが強いほど神経のダメージが残りやすく、治ったあとも痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」になる可能性があります。
そのため、「痛みを我慢しないこと」も治療の一部です。
当院では、痛みの強さに応じて次のような薬を使い分けます。


• アセトアミノフェン(カロナールなど):軽〜中等度の痛みに


• NSAIDs(ロキソニン、セレコックスなど):炎症性の痛みに


- タリージェ(ミロガバリン):神経由来の痛みを抑えるための薬
特に、痛みが数週間以上続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」には、タリージェ(ミロガバリン)を用いることが多いです。
タリージェは神経の過敏な興奮をおさえる作用があり、「ピリピリ」「ズキズキ」した痛みに効果を発揮します。
◆治療の流れ(こはく皮フ科ではこんなふうに進みます)
① まずは診察から
来院されたら、まず皮膚の様子をよく見て判断します。
帯状疱疹は見た目が特徴的ですが、初めのうちは赤みやピリピリだけで、よくわからないこともあります。
そんなときは、「デルマクイックVZV」という小さな検査を行います。
水ぶくれの液をほんの少し取って調べるだけで、10分ほどでウイルスの有無がわかる検査です。その日のうちに結果が出るので、迷わず次のステップへ進めます。
② 薬のスタートはスピードが命
帯状疱疹では、「どれだけ早く薬を使うか」がとても大事です。
発症から3日以内に抗ウイルス薬を始めると、発疹が軽くすみ、痛みが長引きにくくなります。
こはく皮フ科では、症状に合わせて
• アメナリーフ錠(1日1回飲むタイプ)
• アラセナA軟膏(ぬり薬)
を中心に使います。
飲み薬とぬり薬を同時に使うことで、体の中と外の両方からウイルスを抑えるのがポイントです。
③ 痛みを放っておかない
帯状疱疹の痛みは、皮膚の表面ではなく「神経の奥」にある痛みです。
だからこそ、普通の鎮痛薬だけでは足りないことがあります。
当院では、痛みの種類や強さを確認して、
• 軽い痛み → カロナール(アセトアミノフェン)など
• ズキズキ・ピリピリする痛み → 神経の痛みに効くタリージェ
を使い分けます。
痛みをがまんすると、あとで長引く「帯状疱疹後神経痛」になることがあります。
痛みを軽くすることも大事な治療のひとつです。
④ 皮膚のケアも忘れずに
発疹がジュクジュクしていたり、赤みが強い場合は、炎症をおさえるぬり薬を使います。
細菌が入って悪化しないように、清潔に保つことも大切です。
入浴はできますが、こすらずにやさしく洗ってください。
タオルで軽く押さえるように水分を取ると、皮膚を傷つけません。
服はゆるめのものを選び、発疹に当たらないようにしましょう。
⑤ 経過を見ながら調整
薬を飲み始めたら、数日〜1週間で再診します。
発疹の広がりや痛みの変化を見ながら、薬の種類や量を調整していきます。
ふつうは2〜4週間で皮膚がきれいになり、かさぶたが取れてきます。
でも、痛みだけが残ることもあります。
その場合は、タリージェなどの神経痛治療を続けながら、少しずつ改善をめざします。
痛みが強くなったり、目や耳のまわりに症状が出たりしたら、すぐに受診してください。合併症を早く見つけるためです。
⑥ その後のケアと再発予防
皮膚が治っても、色が残ったり、少しかゆみが続いたりすることもあります。
そんな時は、保湿を続けながら皮膚を守りましょう。
体調が整ってきたら、再発予防のワクチンを検討することもできます。
こはく皮フ科では、治療が終わったあとも「痛みが残っていないか」「再発の心配がないか」を丁寧に確認します。
こはく皮フ科では、皮膚と神経の両方を守る治療を行っています。
「これ、もしかして帯状疱疹かも?」と思ったら、
できるだけ早く受診してください。
◆後遺症を防ぐために大切なこと
帯状疱疹で一番注意したいのは、「痛みが長く残ってしまうこと」です。
発疹が治っても、神経の痛みだけが続くことがあり、これを「帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)」といいます。
この後遺症を防ぐためには、できるだけ早く気づき、早く治療を始めることが何より大切です。
●なぜ痛みが残るのか
帯状疱疹のウイルスは、皮膚だけでなく「神経の中」にも入り込みます。
発疹が出るころには、すでにウイルスが神経を攻撃し始めていることがあります。
このとき、体の免疫力が弱っていると、ウイルスの勢いを止めきれず、神経が傷ついてしまうことがあります。
神経は体の中でもとてもデリケートな組織なので、一度ダメージを受けると修復に時間がかかります。
その結果、発疹が治ったあとも「ピリピリ」「ズキズキ」といった痛みが残るのです。
これが帯状疱疹後神経痛(PHN)です。
●どんな痛みが続くの?
帯状疱疹後神経痛の痛みは、人によって少しずつ違います。
• ピリピリ・ビリビリする電気のような痛み
• 何もしていないのにズキズキする痛み
• 服が当たるだけで焼けるように痛い(触れる痛み)
• 寒さや風で痛みが強くなる
• 夜になると痛くて眠れない
このように、外から見えなくても「神経の中で火花が散っているような痛み」が続くのが特徴です。
皮膚はすっかりきれいに治っているのに、痛みだけが残る──それがPHNのつらいところです。
●どのくらい続くの?
軽い方では数週間で治まることもありますが、長い方では数か月から1年以上続くこともあります。
中には、「痛みがきっかけで仕事を休む」「夜眠れなくて生活が乱れる」という方も少なくありません。
年齢が高いほど神経の回復が遅いため、50歳以上の方では特に注意が必要です。
また、発疹が顔や首に出た場合、神経が細かく密集しているため、痛みが残りやすい傾向があります。
●どうすれば防げるの?
一番大事なのは、早期発見・早期治療です。
帯状疱疹は、「見つけるのが早いほど、後遺症を減らせる病気」です。
とくに次の3つは、後遺症を防ぐ大切なポイントです。
- 「ピリピリする」「触れると痛い」などの前ぶれを感じたらすぐ受診する
→ 発疹が出る前から痛みが始まることがあります。「筋肉痛かな?」と思って放置すると手遅れになることも。
早くウイルスの増殖を止めることで、神経へのダメージを最小限にできます。 - 自己判断で湿布や市販の塗り薬だけで様子を見ない
→ 一見湿疹に見えても、実は帯状疱疹のことがあります。
ステロイドを誤って使うと、逆にウイルスが広がることもあるため危険です。
皮膚科で診てもらうのが一番確実です。 - 眠れないほどの痛みはがまんしない
→ 痛みを放っておくと、神経が過敏になってしまい、痛みの回路が脳に「記憶」されてしまいます。
そうなると、治ったあとも痛みが消えにくくなります。
早めに痛み止めや神経痛の薬(タリージェなど)を使い、痛みを「抑える」ことが、後遺症の予防につながります。
●帯状疱疹後神経痛になってしまったら
それでも、痛みが残ってしまうことはあります。
その場合は、「神経の痛み」に特化した治療を行います。
代表的な薬は、タリージェ(ミロガバリン)です。
これは、普通の痛み止めとは違い、神経の過剰な興奮をしずめる薬です。
痛みの信号を「脳に届きにくくする」ことで、神経が少しずつ落ち着いていきます。
こはく皮フ科では、「痛みを我慢させない」ことを大切にし、皮膚の治りだけでなく、その後の生活の質(QOL)まで支える治療を行っています。
●再発を防ぐためにできること
帯状疱疹は、一度治っても再発することがあります。
疲れやストレスで免疫力が下がったときに、再びウイルスが動き出すからです。
再発予防には、次のようなことが役立ちます。
• 睡眠をしっかりとる(6〜8時間を目安に)
• 栄養のある食事を心がける(特にタンパク質とビタミンB群)
• ストレスをためない(軽い運動・趣味・深呼吸など)
●心のケアも大切に
痛みが長く続くと、「もう治らないのでは」「仕事に戻れない」と不安になる方もいます。
けれど、痛みは少しずつでも確実に変わっていきます。
焦らず、医師と一緒にコントロールしていくことが大切です。
痛みの程度は人によって違います。
「このくらいで病院に行くのは大げさかな」と思わず、少しでも違和感を感じたら、早めに皮膚科を受診してください。
■自宅でできるケア方法
帯状疱疹の治療は、薬だけでなく日常のケアもとても大切です。
家での過ごし方次第で、治りの早さや痛みの残り方が変わります。
ここでは、こはく皮フ科でお伝えしている、自宅でのケアのポイントを紹介します。
● 発疹を清潔に保つ
発疹のある部分は、汚れを落とすよりも「清潔を保つ」意識が大切です。
汗やホコリがついたときは、ぬるめのお湯でやさしく流すだけで十分です。
石けんは使わなくてもかまいません。
シャワーの水圧を強くせず、軽くあてる程度にします。
● 水ぶくれをつぶさない
水ぶくれは、ウイルスがたくさん含まれている部分です。
つぶすと、ばい菌が入って化膿したり、あとが残る原因になります。
もし衣服などで破れてしまった場合は、清潔なガーゼをあてて、できるだけ早く受診しましょう。
● 入浴はOK、熱いお湯は避ける
入浴してもかまいませんが、熱すぎるお湯はNGです。
熱いお湯は皮膚の血流を強めて、痛みやかゆみが増すことがあります。
38℃前後のぬるま湯で短時間入るようにしましょう。
長風呂よりも、さっと温まって上がるのがポイントです。
● 体をふくときは“押さえるように”
お風呂上がりは、柔らかいタオルでこすらず、軽く押さえるように水気をとるようにします。
摩擦が刺激になると、発疹が悪化することがあります。
髪や体を乾かすときも、ドライヤーの温風を直接あてないようにしましょう。
● 衣服はゆったりしたものを
締めつけのある服や、化繊のインナーは刺激になります。
綿素材のやわらかい服を選び、通気性をよくします。
ブラジャーやベルトなどが患部にあたる場合は、ゆるめにするか、当たらない服装を選びましょう。
家では、できるだけ肌に風を通すような軽い服装で過ごすと快適です。
● 熱や痛みが強いときは冷やす
熱感が強い部分には、冷たいタオルを数分あてると、痛みやほてりが落ち着きます。
保冷剤を直接あてるのは刺激が強すぎるので避けてください。
冷やす時間は短く、何度かに分けて行うのがおすすめです。
● 疲れをためない
疲労や睡眠不足は、免疫力を下げてウイルスを活発にさせます。
仕事や家事が忙しくても、できるだけ早く休むようにしましょう。
「少し元気が出た」と感じても、油断せず体を休めることが大切です。
● 睡眠をしっかりとる
睡眠中は、体がウイルスと戦い、神経を修復しています。
できるだけ6〜8時間の睡眠をとるようにしましょう。
夜に痛みで眠れない場合は、我慢せず医師に相談を。
痛みをやわらげる薬を調整することで、眠りやすくなることがあります。
● ストレスを減らす
強いストレスも免疫を下げる原因になります。
完全にゼロにすることは難しくても、好きなことをする時間を少しでも作ることが大切です。
散歩、音楽、読書、ストレッチなど、心がほっとする時間を持ちましょう。
無理に頑張りすぎず、「今は休む時期」と考えるだけでも体は楽になります。
● 無理せず医師と相談
「家で様子を見よう」と思っているうちに悪化することもあります。
痛みが強い、発疹が広がる、熱が出る、顔や目のまわりに出る──
そんな時はすぐに皮膚科へ。
治療の途中であっても、体調や生活の変化にあわせて、薬やケアの方法をこまめに調整していくことが大切です。
◆まとめ
帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが再び活動して起こる病気です。
長い間、神経の奥に潜んでいたウイルスが、疲れやストレス、加齢などで免疫力が下がったときに目を覚まし、
体の片側に沿って「ピリピリ」「ズキズキ」とした痛みを伴う発疹を出します。
治療のポイントは、発症からできるだけ早く抗ウイルス薬を始めること。
早期に治療を行うことで、皮膚の治りが早くなり、痛みが長引く「帯状疱疹後神経痛」も防ぎやすくなります。
「筋肉痛みたい」「虫さされかも」と思っても、少しでも違和感を感じたら早めに受診してください。
豊田市のこはく皮フ科では、診断・治療・自宅でのケアまでを含め、トータルでサポートします。
薬の処方だけでなく、生活の中での工夫(入浴・衣服・睡眠など)まで丁寧にお伝えし、
再発を防ぐための体調管理も一緒に考えます。
また、こはく皮フ科は藤岡地区・足助地区など、豊田市近郊からも通いやすい場所にあります。
無料駐車場を備え、オンライン予約にも対応しており、初めての方でもスムーズに受診いただけます。
さらに、こはく皮フ科では、障害児童や障害者の方の診療にも対応しています。
待合室や診察室はバリアフリー設計で、段差がなく、車いすやベビーカーでも安心してお越しいただけます。
感覚過敏や緊張の強いお子さんには、照明や音への配慮を行い、スタッフがゆっくり声をかけながら診察を進めます。
診察の流れをあらかじめ説明するなど、一人ひとりのペースに合わせた対応を大切にしています。
皮膚の病気は、痛みや見た目の変化だけでなく、「眠れない」「人に見られたくない」といった心のつらさを伴うこともあります。
こはく皮フ科は、どんな方にも安心して通っていただける豊田市のかかりつけ皮膚科をめざしています。
帯状疱疹の症状が気になる方、また「痛みが残っている」「治ったのに違和感がある」という方も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
豊田市・藤岡地区・足助地区の皆さま、障害児童・障害者の方も安心して受診できる環境を整えています。
早めの受診が、痛みを残さず元気に戻るための第一歩です。








