ケミカルピーリングは、皮膚に酸性の化学薬品を塗って、反応される治療です。こはく皮フ科クリニックでは、サリチル酸マクロゴールを使って、皮膚の表面にある角層に作用させ、余分な角質を取り除きます。それにより、ニキビ、シミ、くすみなどに効果が出ることが知られています。
にきび
皮脂が毛穴に詰まることで、にきびのもとになる角栓が作られます。これが、にきびの始まりです。ここに炎症が起こると、赤いにきびや膿のあるにきびができます。ケミカルピーリングを行うことで、毛穴の詰まりの原因となる角質などを取り除くことで、毛穴の詰まりがなくなると、にきびがまた改善してきます。また、膿のあるにきびについても、ケミカルピーリングによって、膿の排出が促されるので、治りを助けます。
しみ・くすみ
ケミカルピーリングを行うことで、表皮のターンオーバーが促されます。それによって、表皮の中にあったメラニン色素が上に上がってきて、角質とともに剥がれ落ちます。表面にくっついていた角質も均等に剥離されるので、くすみも改善してきます。
施術の流れ
- 化粧を落とし、ベッドに横になっていただきます。
- 可能でしたら、治療効果の確認のため、写真を撮らせていただきます。
- 薬剤を塗っていきます。
- 約5分置きます。
- 薬剤を落とし、冷やします。
施術後に注意していただきたいこと
角層は紫外線から皮膚を守る働きを持っています。ケミカルピーリングでは、角層を剥がしていくので、施術後は紫外線が皮膚を通りやすい状態になってしまいます。紫外線は、シミや皮膚老化の原因となるため、施術後はサンスクリーン剤などで、UVケアをしっかり行うようにしてください。
また、角層は皮膚に水分を保っておく働きも持っています。そのため、ケミカルピーリング後は、皮膚が乾燥しやすくなります。しっかり保湿をするようにしましょう。