実は、豊田市って皮膚科の評判が良いところが多いって、よく言われるんです。私も最初は不思議だったんですが、開院してからいろんな患者さんと話すうちに、少しずつその理由が見えてきた気がします。
まず一つは、地域的に子育て世代がすごく多いということ。お子さんの肌トラブルやアトピー、湿疹などで皮膚科を受診される方が多いからこそ、自然と「丁寧に話を聞いてくれる」「子どもに優しい先生」という評価が集まりやすいんですよね。
あとは、豊田市って病院の数自体はそれなりにあるんですが、皮膚科って実は限られてるんです。だからこそ、どのクリニックも「ちゃんと結果を出して信頼してもらう」ことに真剣。自然と努力してる先生が多いんじゃないかなと思います。
それに、ここは自動車の街でもあるからか、皆さん「待つこと」「効率の悪さ」に敏感。だから皮膚科も、待ち時間を減らしたり、ウェブ予約を導入したり、そういった工夫をしているところが多くて、結果的に患者さんの満足度も高くなってる気がします。
私自身も、「通いやすさ」とか「ちょっとしたことでも相談しやすい雰囲気」って、治療と同じくらい大事だと思っています。肌の悩みって、他人から見えにくいぶん、心の悩みにもつながりやすいんですよね。
だからこそ、豊田市の皮膚科が「通ってよかった」と感じてもらえる場所であることって、地域の力でもあるし、患者さんと私たち医療者との信頼関係の積み重ねなんだと思います。
私自身もそんな皮膚科医になれるように日々頑張っていきます。
こはく皮フ科 院長 松井響子