虫刺され(虫さされ)|かゆみ・腫れ・痛み「こはく皮フ科」へ
―こはく皮フ科院長が解説する虫刺されの正しい対処法―
春から秋にかけて多くなる「虫刺され」。
蚊に刺される程度の軽いものから、強い腫れ・水ぶくれ・発熱などを伴う重い症状まで、虫の種類や体質によって症状は大きく変わります。
特に子どもやアレルギー体質の方では強く腫れることがあり、まれに命に関わる重篤な症状(アナフィラキシー)を起こすこともあります。
ここでは皮膚科の立場から、虫刺されの原因・症状・治療・危険なサインについて詳しく解説します。
虫刺されとは
虫刺され(虫刺症)は、昆虫やダニなどが皮膚を刺したり咬んだりすることで起こる皮膚の炎症反応です。
虫が唾液や毒成分を皮膚内に注入することで、以下のような症状が起こります。
- かゆみ
- 赤み
- 腫れ
- 痛み
- 水ぶくれ
- しこり
症状の強さは
- 虫の種類
- 毒の量
- 体質(アレルギーの有無)
- 刺された回数
によって大きく変わります。
虫刺されの主な原因となる虫
蚊(か)
もっとも一般的な虫刺されです。
症状
- 数分〜数時間後に赤い腫れ
- 強いかゆみ
- 数日で自然に治ることが多い
ただし子どもでは
大きく腫れて水ぶくれになることもあります。
ブヨ(ブユ)
山や川に多く、刺されると強く腫れます。
症状
- 激しいかゆみ
- 強い腫れ
- 熱感
- 痛み
腫れが1〜2週間続くこともあります。
ダニ
屋外のマダニや室内のツメダニなどが原因になります。
症状
- 赤いしこり
- 強いかゆみ
- 数日〜数週間持続
マダニの場合は
感染症を媒介することがあります。
ハチ
ハチ刺されは特に注意が必要です。
症状
- 強い痛み
- 急激な腫れ
- 発赤
体質によっては
アナフィラキシーショック
を起こす可能性があります。
虫刺されの症状
虫刺されの症状は大きく分けて3種類あります。
①即時型反応
刺されてすぐに出る反応です。
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
通常は数時間〜数日で軽快します。
②遅延型反応
数時間〜1日後に強くなる反応です。
- 大きく腫れる
- しこりが残る
- 水ぶくれ
子どもではよく見られます。
③強いアレルギー反応
まれですが重篤な症状が出ることがあります。
重症化する虫刺され
虫刺されは軽いものが多いですが、
以下のようなケースでは注意が必要です。
とびひ(伝染性膿痂疹)
虫刺されを掻き壊すことで細菌感染が起こります。
症状
- かさぶた
- 膿
- 水ぶくれ
- 周囲に広がる
特に子どもに多い病気です。
強い局所反応
腕や足が大きく腫れることがあります。
症状
- 手足全体の腫れ
- 発熱
- 痛み
この場合は皮膚科での治療が必要です。
アナフィラキシー(命に関わる状態)
ハチ刺されなどでは
全身のアレルギー反応が起こることがあります。
危険な症状
- 息苦しい
- めまい
- じんましん
- 血圧低下
- 意識障害
この場合はすぐに救急受診が必要です。
虫刺されの治療
皮膚科では症状に応じて治療を行います。
外用薬(塗り薬)
主に使用する薬
- ステロイド外用薬
- かゆみ止め
- 抗生剤軟膏
炎症を抑えることで
早く治し跡を残さない治療を行います。
内服薬
症状が強い場合は
- 抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)
- 抗生物質
などを使用することがあります。
自宅での対処法
虫刺されを悪化させないためには
冷やす
冷やすことで炎症とかゆみを抑えます。
掻かない
掻くことで
- とびひ
- 色素沈着
- 傷跡
の原因になります。
早めに薬を塗る
初期に治療することで
腫れや跡を防げます。
皮膚科を受診した方がよい虫刺され
以下の場合は皮膚科受診をおすすめします。
- 腫れが大きい
- 水ぶくれができた
- 痛みが強い
- 発熱がある
- 何日も治らない
- 掻き壊してしまった
- 子どもの虫刺され
虫刺されの予防
虫刺されを防ぐためには
虫よけ剤
- ディート
- イカリジン
などの虫よけが有効です。
肌の露出を減らす
山や川では
- 長袖
- 長ズボン
をおすすめします。
草むらに注意
ダニやブヨの予防になります。
虫刺されの跡について
虫刺されを強く掻くと
- 色素沈着
- 傷跡
- しこり
が残ることがあります。
早めの治療が重要です。
まとめ
虫刺されは身近な皮膚トラブルですが、
- 強い腫れ
- 感染症
- アナフィラキシー
など重篤な症状につながる場合もあります。
症状が強い場合や長引く場合は
早めに皮膚科へご相談ください。
【こはく皮フ科】
住所: 愛知県豊田市瑞穂町4丁目1-1
診療科目: 一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科
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