豊田市でイボ(尋常性疣贅)治療でしたら土日祝日診療の「こはく皮フ科」へ

こはく皮フ科でイボ治療

「手や足の皮膚に、ぽこっと小さなデコボコができて、なかなか治らない…」
「最初はひとつだけだったのに、気がついたら数が増えてきた」
「人にうつると聞いて、心配になった」
こうしたお悩みで皮膚科を受診される方の中に、「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」、つまり一般的に「イボ」と呼ばれる状態の方が多くいらっしゃいます。

このイボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚から入り込むことで発症します。
傷ができやすい手や指先、靴で圧迫される足の裏などにできやすく、年齢を問わず、小学生や中高生の方から大人まで、幅広く見られる病気です。
特に足の裏のイボは「魚の目」や「タコ」と見分けがつきにくく、気づかないまま広がってしまうことも少なくありません。

多くの場合、痛みはありませんが、歩くとチクチク痛んだり、見た目の違和感が気になったりすることで、日常生活や学校生活にストレスを感じる原因にもなります。
また、ウイルス性であるため、家族や周囲の人にうつしてしまう心配があるのも、不安のひとつです。
放置しても自然に治ることもありますが、時間がかかったり、逆に数が増えてしまったりするリスクもあります。
そのため、早めに皮膚科で正確な診断と治療を受けることが大切です。

豊田市にある「こはく皮フ科」では、患者さん一人ひとりの症状や生活に合わせた治療法をご提案しています。
土日祝日も診療しており、学校やお仕事で平日が難しい方にも通いやすい環境です。
また、小原地区・旭地区など、豊田市の郊外や山間部にお住まいの方にもご来院いただいています。

「これ、イボかな?」「魚の目とどう違うの?」「子どもが痛がっているけど、どうしたらいい?」
そんな小さな気づきでも大丈夫です。

目次

本記事では、尋常性疣贅(イボ)の特徴や原因、治療法、自宅でできるケア方法まで、やさしく解説していきます。

症状や悩みの概要

■尋常性疣贅とは?(内容を調整した改訂版)
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、一般的に「ウイルス性のイボ」と呼ばれる皮膚のできものです。
皮膚の表面が かたくザラザラした小さな盛り上がり になり、触ると固い粒のように感じます。見た目が変わるだけでなく、放っておくと少しずつ大きくなったり、数が増えたりすることもあります。

はじめのうちは小さく目立たないことも多く、
「気づいたら硬くなっていた」
「最初は1つだったのに、近くにいくつも出てきた」
と相談される方もよくいます。

■イボの表面はこんな特徴があります
・触るとザラザラ・ぼこぼこしている
・表面がかたく、皮膚のしわの線が消えて見える
・白〜肌色の小さな粒が集まったように見える
・爪のまわりの場合、場所によっては爪の形がゆがんで見えることもある
・足裏の場合、押すとチクッと痛むことがある(魚の目と間違えられやすい)

小中学生に多いのは、部活や体育で手足に負担がかかり、皮膚がこすれたり傷ついたりすることが理由のひとつです。
ただし、「大人はならない」というわけではありません。

◆ よく見られる部位

  1. 手の甲・指先
    もっともよく見られる場所です。
    手は毎日よく使うため、気づかないうちに細かい傷ができやすく、その部分にイボができることがあります。
    指先に硬い粒のようにポコっとできると気になって触ってしまい、広がるきっかけになることもあります。
  2. 爪のまわり
    ささくれをむしるクセがある人や、爪を噛むクセがある人では特にできやすい場所。
    爪の根もと(甘皮の部分)にイボができると、爪の伸び方にも影響し、波打ったように見えたり、縦スジが入ったりすることがあります。
  3. 足の裏(特に体重のかかるところ)
    足の裏にできるイボは、体重がかかるため上から押しつぶされたように平らに見えます。
    そのため「タコ」や「魚の目」と見分けがつきにくいのが特徴です。
    部活で裸足になる競技、体育館シューズのこすれ、長時間の立ち仕事などがきっかけで気づくケースもよくあります。
  4. ひざ・ひじ
    転びやすい、こすれやすい場所で、小学生〜中高生でよく見られます。
    特にスポーツをしている方は、地面に手やひざをつく場面が多いため、擦り傷をきっかけにイボが出ることがあります。

◆ 尋常性疣贅の特徴

・成長がゆっくりしている
・痛みがないことが多い(足裏は痛むことがあり)
・数が増えることがある
・自然に治ることも稀にあるが、時間がかかることが多い
・形や見た目が変わるため気になる人が多い
・魚の目・タコと見分けにくいことがある

また、皮膚の色や質感の変化だけでなく、学校生活・部活・仕事などで
「気になって触ってしまう」
「痛くて歩きにくい」

といった悩みが出てくることも少なくありません。

◆ 原因とメカニズム

尋常性疣贅(ウイルス性のイボ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV) という、ごくありふれたウイルスが皮膚の表面に入り込むことで起こります。
ただし、ウイルスと言っても、必ずしもすぐに症状が出たり、全員が感染したりするわけではありません。
「皮膚の小さな傷 × ウイルスの侵入 × 体の抵抗力(免疫)」
この3つの条件がそろうことで、イボとして表面にあらわれてきます。
ここでは、見た目やしくみを、できるだけかみ砕いて詳しく説明します。

  1. イボはどんなふうにできていくのか?

皮膚は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」と層が分かれています。
尋常性疣贅ができるのは、一番上の 「表皮」 にある細胞がウイルスに入り込まれたときです。
ウイルスは非常に小さく、傷口やささくれ、乾燥でひび割れた部分からこっそり中に入ります。
すると、表皮の細胞の増え方がいつもと変わってしまい、その部分だけ細胞がどんどん積み重なって“かたまり”になっていきます。これがイボの正体です。

イボは急に大きくなるわけではなく、数週間〜数か月というゆっくりしたペースで成長します。
そのため気づいたときには「いつからあったかわからない」「じわじわ大きくなっていた」と感じる方が多いのです。

  1. 触るとザラザラ・ボコボコするのはなぜ?

イボの表面がザラザラして硬い理由は、
異常に増えた角質(皮膚の一番上の層)が厚く積み重なっているからです。
正常な皮膚の角質はうすくて柔らかいですが、
イボの部分は「ウイルスの影響で角質が増えすぎて固まった状態」になっているため、
・粒のように盛り上がる
・触ると固くザラつく
・表面が白っぽくみえる
などの特徴が出てきます。

盛り上がりの大きさは、米粒〜小豆くらいが多いですが、時間が経つともっと大きくなることもあります。

  1. イボの形が丸くないのはなぜ?
    イボは丸く見えることが多いですが、
    ・周りがギザギザしている
    ・不規則に広がっている
    ・いくつも集まって大きなかたまりに見える
    といった形になることもあります。

これは 皮膚のどこにどれだけ角質が増えるか が均一ではないためです。
また、いくつかのイボが近くにできて、それが「島のようにくっつく」こともよくあります。

  1. 足裏のイボが「押しつぶされたように平ら」に見える理由

足の裏にできたイボは、歩くたびに体重がかかるため、上から押しつぶされるような力が常にかかります。
その結果、普通のイボのような丸い盛り上がりではなく、
・平らに見える
・中心が凹んで小さな穴のように見える
・周りの角質が厚く覆っている
という特徴が出てきます。

このせいで、タコや魚の目と見分けづらく、正確に診断するには皮膚科での観察が必要になることが多いです。

  1. 爪の周囲にイボができるとどうなる?

爪の根元(甘皮)や横の皮膚にイボができると、爪の生え方に影響が出ることがあります。
・爪がデコボコ・波打つ
・厚くなる
・白っぽく濁る
・割れやすくなる
・形がゆがむ
さらに、爪切りや作業中にひっかけて出血し、その傷からまた近くに広がることもあります。

  1. 痛みの有無が人によって違う理由
    尋常性疣贅は、皮膚の浅い層に限局するため、基本的には痛みが少ない病気です。
    しかし、足裏、指先、爪の周囲など、圧力や摩擦が強くかかる部分では、
    歩いたり物を握ったりした時に、ズキッとした痛みを感じることがあります。

痛みを避けようとすると、無意識に体の動かし方が変わり、
・歩き方が不自然になる
・部活や運動がしづらくなる
など、生活に影響することもあります。

  1. 表面の「黒い点」は何?

イボの表面をよく見ると、黒い点や黒い細かい粒が見えることがあります。
これは「ゴミ」でも「かさぶた」でもなく、ウイルスの影響で変化した細い血管が、角質の中に閉じ込められて固まったものです。
この黒点は、尋常性疣贅の特徴のひとつで、皮膚科医が診断するときの大事な手がかりになります。

  1. イボが増えたり広がったりする理由

イボをいじったり、削ったり、無理にこすったりすると、そこからまたウイルスが広がり、
近くに小さなイボが増えてくることがあります。
・手でさわる
・爪でひっかく
・タオルで強くこする
・足底を削る
これらは「広がるきっかけ」になりやすい行動です。

◆ イボのウイルスの感染のきっかけ

尋常性疣贅(ウイルス性のイボ)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に入り込むことで起こります。
ただし、このウイルスはとても身近な場所に存在しており、感染した人が気づかないうちに落とした角質(皮膚のカス)にウイルスが残ることで広がっていきます。
ここでは、日常生活のどんな場面で感染が起こりやすいのかを、より詳しく、分かりやすく説明します。

  1. 素足で使う共有スペース
    公共の場所で素足になると、イボのウイルスが皮膚に触れやすい状況になります。

よくある場所
・プールの更衣室
・温泉や銭湯の脱衣所
・公共のシャワー室
・スポーツジムの足ふきマット
・学校の水泳場・体育館
・宿泊施設の浴室前スペース

こうした場所では、大勢の人が裸足で歩くため、床に目では見えない角質片が多く散らばっていることがあります。
その角質片の中にウイルスが生き残っていると、その上を歩くだけで感染のきっかけになることがあります。

特に注意が必要な場面
・足がふやけているとき(お風呂あがり・プールあがり)
・足裏が乾燥してひび割れているとき
・靴擦れや小さな傷があるとき
・皮膚がやわらかくなったり、傷があったりすると、ウイルスが入り込みやすくなります。

  1. 皮膚の小さな傷やささくれからの侵入
    イボは、小さな傷が入口になることがもっとも多いです。

ごく身近な「気づきにくい傷」
・乾燥によるひび割れ
・ささくれ
・軽い擦り傷
・カッター・紙で指を切った跡
・爪切りで引っかいた部分
・かかとのガサガサの割れ目

こうした傷は痛みがなかったりすぐ忘れてしまう程度ですが、
ウイルスにとっては 「侵入口」 になります。

傷ができやすいシーン
・スポーツで手足をよく使う
・ボール拾いで指先をこする
・バレーやバスケで手に圧がかかる
・ランニングやサッカーで足裏に強い負担がかかる
・家事で洗剤を使って手が荒れる
・のこぎり・木工・DIY作業
特に部活で汗と摩擦が重なる小中高生は、イボができやすい条件がそろっています。

  1. 人との直接接触・身の回り品の共有
    ウイルスが皮膚に触れることで感染が起こることがあります。

直接触れ合うことによる感染
・手をつないだとき
・タッチやハイタッチ
・スポーツ中の接触
・ケンカやじゃれあいで皮膚同士が強く触れる
特に小学生~中高生は、遊びやスポーツで自然と触れ合う機会が多いため、気づかないうちに感染が広がりやすい傾向があります。

物の共有による感染
ウイルスは皮膚から離れた後も数時間~数日、生き残ることがあります。
・タオル
・スリッパ・サンダル
・バスマット
・靴・上履き
・手袋
・爪切り・ニッパー
・共有のスポーツ用品(ラケット・バット・ボール)

「少しくらいなら大丈夫」と思って共用すると、そこから感染するケースが意外と多いです。

  1. 爪や皮膚をいじる癖
    これは、イボが広がる最大の原因でもあります。

いじることで起こること
・ささくれをむしる → 小さな傷ができる
・爪を噛む → 爪まわりの皮膚が弱くなる
・イボを触る → 別の場所にウイルスがつく
・かさぶたを無理に取る → 新しい傷ができる

これにより、自分の体の別の場所にうつしてしまう「自己感染」が起こります。
特に爪のまわりは傷が入りやすく、皮膚が弱いのでイボが広がる典型的な場所です。

  1. 免疫力が落ちているとき
    ウイルスに接触しても、体の抵抗力(免疫力)が落ちていなければイボはできにくいです。

イボができやすくなる状況
・睡眠不足が続いている
・受験や部活でストレスが強い
・ケガや疲れがたまっている
・手足が乾燥してバリアが弱くなっている
・風邪後で体力が落ちている

「最近すごく疲れていた」「部活がハードだった」という時期に、突然イボができるのは珍しくありません。

◆感染は特別なことではない

尋常性疣贅は、“不衛生だからできる” ものではありません。
どれだけ清潔にしていても、
・皮膚が弱っていた
・たまたま傷があった
・疲れて免疫が落ちていた

という“ちょっとしたきっかけ”で誰でも感染する可能性があります。
だからこそ、自分を責めたり、恥ずかしいと思う必要はまったくありません。

◆ 魚の目との違い

足の裏にできる“かたいできもの”は、イボ(尋常性疣贅) なのか 魚の目 なのか、自分では区別が難しいことがあります。
実際、皮膚科でも「魚の目だと思って来たらイボだった」というケースがよくあります。
ここでは、違いをやさしく詳しく説明します。

① 原因の違い

イボ(尋常性疣贅)
・ウイルス(HPV)が皮膚に入り込むことでできる
・感染する(自分の他の場所や家族にうつる可能性あり)
表皮の細胞が異常に増える=皮膚が厚くボコッと盛り上がる

魚の目(鶏眼・けいがん)
・皮膚が強く押される・こすれることでできる“圧力の病変”
・感染ではないため、うつらない
・合わない靴、足の形(外反母趾・扁平足)、歩き方のクセが原因

② 見た目の違い

イボの特徴
・表面がガサガサ・ボコボコ
・角質が分厚く盛り上がりやすい
・表面に 黒い点(毛細血管の血のかたまり)が見えることがある
・よく見ると 皮膚のしわ(皮溝)が消えている
・周囲にも小さな粒がぽつぽつ出てくることがある(広がりやすい)

魚の目の特徴
・表面が硬くつるっとしていることが多い
・中心に針で刺したような芯(核)がひとつあり、押すと痛い
・皮膚のしわは残っている
・盛り上がるというより 皮膚が押し固められている感じ

見分けポイント:
丸い黒い点 → イボ
芯がひとつ → 魚の目

③ 痛みの出方の違い

イボ
・歩くと痛いこともある
・痛む場所は「ランダム」で、体重をかけなくてもズキッとする場合がある
・押しても痛くないこともある

魚の目
・押したときの“ずんっ”と響く痛みが強い
・体重をかけると強く痛む
・症状が軽くても、触ると必ず痛みが出ることが多い

痛みの方向性:
・上から押すと痛い → 魚の目
・押し方で痛みが変わる・痛まないこともある → イボ

④ 広がり方の違い

イボ
・自分の別の場所に移る(自己感染)
・家族へうつることもある
・ひとつだったのに、近くにポツポツ増えることがある
・放置で数が増えやすい

魚の目
・うつらない
・一般的に数は少ない
・同じ靴・歩き方を続けると再発しやすいが、広がることは少ない

⑤ 自分で削るとどうなる?

イボを削ると…
・血が出やすい
・ウイルスが広がって周りにどんどん増える
・症状が悪化しやすい
→ 絶対に自分で削らない方がいい

魚の目を削ると…
・一時的に楽になることがあるが、根本的な原因は解決しない
・靴の見直しや足の負担軽減が必要

⑥ 皮膚科での診断ポイント
・皮膚科では、以下をチェックしながら判別します。
・黒い点(イボの血管)があるか
・皮膚のしわが消えているか
・表面のガサガサ具合
・芯の有無
・盛り上がりの方向
・拡大鏡(ダーモスコピー)での血管パターン

専門家が見るとかなり明確に違うため、迷ったら必ず皮膚科で確認するのが最も確実です。

⑦まとめ
・黒い点がある → イボ
・芯がある・押すと痛い → 魚の目
・うつる → イボ・自分で削って悪化しやすい → イボ
・うつらない → 魚の目
・自分で削って悪化しやすい → イボ

◆こはく皮フ科での治療

尋常性疣贅は、放っておくと数が増えたり、他の部位に広がったりすることがあります。こはく皮フ科では、ウイルスに感染した細胞をしっかり取り除き、再発を防ぐための治療を組み合わせて行います。

  1. 液体窒素療法(凍結療法)

• 治療の仕組み
 マイナス196℃という非常に低い温度の液体窒素を、綿棒や専用スプレーで疣贅に直接あてます。この強い冷却によって、ウイルスに感染した細胞を凍らせ、壊すことができます。壊れた部分は時間とともに自然にかさぶたとなってはがれ落ち、下から新しい皮膚が再生してきます。

• 治療の流れ
 1回の治療時間は数秒〜十数秒ほどです。あてている間や直後に、ピリッとした痛みやしみるような感覚がありますが、多くの方は短時間で終わるため我慢できる範囲です。治療後は赤みや軽い腫れ、水ぶくれになる場合もありますが、通常は数日〜1週間で落ち着きます。

• 通院の目安
 疣贅は1回の治療で完全に消えることは少なく、2週間ごとに繰り返し治療することで、徐々に小さくなっていきます。免疫の働きが活性化され、ウイルス感染細胞が減るにつれて、自然治癒力も高まり治療効果が加速します。小さいものや新しいものほど、少ない回数で治りやすい傾向があります。

  1. 外用薬
    • サリチル酸ワセリン
     サリチル酸には角質をやわらかくし、厚くなった皮膚をはがれやすくする作用があります。これによって、ウイルスが潜んでいる角質層を少しずつ薄くし、液体窒素療法の効果を高めます。入浴後や就寝前など、皮膚がやわらかくなっているタイミングで塗布するとより効果的です。
  2. 内服薬(ヨクイニン)

• ヨクイニンとは
 ハトムギの種子から作られる漢方薬で、皮膚の新陳代謝を整え、免疫機能を改善する働きがあります。日本では昔から「いぼの薬」として知られ、子どもから大人まで幅広く使用されています。

• 効果のポイント
 ヨクイニンは直接ウイルスを殺すわけではありませんが、体の免疫力を高めてウイルスに感染した細胞を排除しやすくします。新たな疣贅の発生を防ぐサポートにもなります。

• 服用の目安
 効果を実感するまでには数週間〜数か月の継続が必要です。液体窒素療法と併用することで治療期間を短縮できることもあります。副作用は少ないですが、妊娠中や授乳中の方は必ず医師に相談してください。

  1. 治療の組み合わせと注意点 • 液体窒素療法で物理的にウイルス感染細胞を壊しつつ、サリチル酸軟膏で角質をやわらかくして効果を高め、さらにヨクイニンで免疫力を整える…という多方面からのアプローチが効果的です。
    • 治療中は患部をいじったり削ったりしないようにしてください。自己処理はウイルスを周囲に広げる原因になります。
    • 完治までに時間がかかることがありますが、根気よく治療を続けることで再発や拡大を防ぐことができます。

◆自宅でできる予防とケア

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こる、いわゆる“ウイルス性のいぼ”です。
このウイルスは、日常生活のちょっとした行動やクセ、身の回りの環境などを通して広がることがあります。そのため、治療を受けることに加えて、自宅でできる予防や毎日のケアが非常に大きな役割を果たします。
こはく皮フ科では「治療+生活ケア」の両方を行うことで、再発を防ぎ、より早く効果を実感していただきたいと考えています。ここでは、患者さんに特に実践していただきたい5つのポイントを、背景や理由・具体的なコツも交えて詳しくご紹介します。

  1. イボを触った手は石けんでしっかり洗う
    いぼの表面には、目には見えませんがウイルスが付着していることがあります。
    そのため、いぼに触った手で他の部位・家族の皮膚・顔・目などを触ると、ウイルスが広がってしまう可能性が高くなります。

なぜ手洗いがそこまで重要なのか
HPVは皮膚に付いていても、見た目には分かりません。
皮膚の表面は細かい溝が多く、ウイルスが入り込みやすい構造になっています。
特に子どもは「無意識に触る」「そのまま別の部位を触る」という行動が多く、増えやすい傾向があります。

触ってしまった時の正しい対応
・思い出したらすぐ石けんと流水で洗う
・爪と指の間・側面もしっかり洗う
・タオルでしっかり乾かす(湿った状態はウイルス拡散のリスクが高まる)

子どもへのサポート
・「触らないよ」と優しく声かけ
・無意識に触ってしまったら、一緒に手を洗う習慣づけ
・洗面所に踏み台を置くなど、手洗いしやすい環境づくりも効果的
・手洗いは最もシンプルで、最も効果的な予防行動です。

  1. 爪や周囲の皮膚を噛んだり、むしったりしない
    爪を噛む、ささくれをむしる、皮膚をいじる…
    これらの行動は一見すると小さな癖ですが、いぼにとっては“感染の入り口”を自ら作ってしまう行動です。

小さな傷でも十分にウイルスは侵入する
・噛んだ爪の周りは赤く腫れやすく、小さな傷ができやすい
・乾燥した皮膚をむしると、表面のバリアが壊れる
・これらの傷からHPVが入り込み、新しいいぼが生まれやすくなります

いぼをいじるとウイルスが広がる
・いぼをいじった手で別の部位を触る
・爪の間にウイルスが入り込む
・同じ手の指にいくつも出てしまうケースも多い
実際、いじる癖がある患者さんは、治療中でも数が増えやすい傾向が見られます。

癖を防ぐための具体的な工夫
・絆創膏を貼って触れない環境をつくる
・ハンドクリームで乾燥を防ぎ、むしりたくなる刺激を減らす
・手遊びグッズ(小さなボール、紙を丸めたもの)で気をそらす
・爪を短く保ち、割れにくい状態をつくる

ストレスや集中している時に癖が出ることが多いので、気づいた時に小さく声かけするだけでも予防効果があります。

  1. 足の裏は常に清潔に保ち、蒸れないようにする
    足の裏は温度が高く、汗も多く、靴で密閉されるため、ウイルスにとって非常に好条件の環境です。

湿った状態が続くと何が起きる?
・皮膚がふやけて傷ができやすくなる
・小さな傷からウイルスが入り込む
・ウイルスが繁殖しやすくなる
・結果として、新しいいぼができやすい状態が続く

自宅でできる予防のコツ
・足を毎日しっかり洗う
・指の間までていねいに洗い、必ず乾かす
・蒸れやすい靴を避け、通気性の良い素材を選ぶ
・速乾性の靴下や綿素材の靴下がおすすめ
・汗をかきやすい日は靴下を1日2回以上替える

特に気をつけてほしい方
・部活で長時間運動する学生
・立ち仕事でずっと靴を履く職種の方
・足に汗をかきやすい体質の方
・水虫がある方(いぼとの併発は珍しくありません)

足の裏のケアは、治療効果を高める上でとても大事です。

  1. 家族でタオルやスリッパを共用しない
    HPVは“接触感染”が主体ですが、直接触れなくてもウイルスが移る場合があります。

共用で感染が広がりやすいアイテム
・フェイスタオル
・バスタオル
・スリッパ
・お風呂の足ふきマット
・洗面所の手拭きタオル
いぼのある人が使った後、そこにウイルスが残っている可能性があります。

家庭内での具体的な対策
・家族内にいぼがある人がいる場合は「専用タオル」を準備
・タオルは使用後すぐに洗濯
・可能であれば60℃以上で洗い、ウイルスを不活化
・足ふきマットはこまめに交換し、湿った状態を避ける

家族での予防意識が大切
兄弟・姉妹で感染が広がるケースは非常に多く、「治ったと思ったら次の子に出て、また広がる…」**という連鎖も珍しくありません。
家族全員の小さな習慣が、感染拡大を大きく防ぎます。

  1. プールや温泉ではサンダルを使用する
    プール・温泉・スポーツジムのシャワー室など、多くの人が素足で歩く場所は、ウイルスに触れる可能性が高い環境です。

リスクが高い理由
・床が湿っていてウイルスが残りやすい
・不特定多数が利用する
・足裏がふやけやすく、ウイルスが入り込みやすい状態になる

サンダル使用のメリット
・床面と足が直接触れない
・ウイルスの付着を大幅に減らせる
・子どもでも簡単に予防できる

子ども向けのポイント
・滑りにくい素材
・走っても脱げないストラップ付き
・軽くて水に強いものを選ぶ

ちょっとした準備で、外での感染リスクを大きく減らすことができます。

  1. まとめ:触らない・広げない・清潔に保つが予防の基本です

触らない・広げない・清潔にすることが、いぼ治療の大原則です。
毎日の小さな習慣が、家族への感染をしっかり防ぎます。

予防とケアを続けることで治療効果が高まり、再発リスクを大きく減らすことができます。

◆ まとめ

尋常性疣贅(イボ)は、命にかかわる病気ではありませんが、そのままにしておくと数が増えたり、家族にうつってしまったり、広がってしまう場合があります。
とくに手・指先・爪のまわり・足の裏は生活の中でよく使う部位のため、
• 歩くたびに痛い
• ペンが持ちにくい
• 靴を履くとズキッとする
• 手の見た目が気になってしまう
といった日常生活の不便さに直結することも少なくありません。
また、子どもの場合は遊びや部活動で転んだり、素足で過ごしたりすることが多く、自己感染や周囲への感染が広がりやすいという特徴があります。

さらに、イボは「放置すると自然に治ることもある」と言われる一方で、
実際には 数ヶ月〜数年、気付かないうちに増えてしまうケースもあります。
そのため、症状が軽いうちに治療を始めることが、
治療回数を減らす、広がりを防ぐ、痛みを出さずに生活するための大きなポイントになります。

●こはく皮フ科では、生活や症状に合わせた治療を丁寧に行います

豊田市の「こはく皮フ科」では、液体窒素療法(凍結療法)**を中心に、外用薬の併用や生活上のアドバイスなど、患者さん一人ひとりに合った治療を行っています。
• 痛みが苦手な方
• 小児や小中学生の方
• 障害児童・障害者の方
• 仕事や学校が忙しく通院間隔が限られる方
など、それぞれの事情に合わせて、
「どのくらいの頻度で通えるか」「どの方法が負担が少ないか」も含めて相談しながら進めていきます。

とくに足裏のイボはタコ・魚の目と区別が難しいことも多いため、自己判断をせず、気になったタイミングで早めに受診するのがおすすめです。

●豊田市の幅広い地域から通いやすいクリニック
豊田市は広く、地域によって生活環境や通院しやすさが異なります。
こはく皮フ科では、藤岡地区、足助地区、小原地区など、周辺の地域を含め、市内のさまざまな場所から通われる方の負担をできるだけ少なくできるように配慮した診療体制を整えています。

●土日祝日も診療(予定)で、忙しい方も受診しやすい
学校に通うお子さんや、中高生、平日は仕事で時間が取れない方でも受診しやすいよう、土日祝日の診療にも対応しています。
• 平日は通えない
• 習い事や部活動で予定が詰まっている
• 仕事の休みが不規則
といった方でも、負担の少ないタイミングで治療を続けることができます。

●イボに悩んでいる方へ
尋常性疣贅は、「そのうち治るかな…」と思って放置すると増えることがあり、とくに足裏では痛みが出て、歩く姿勢や生活に影響が出ることもあります。
気になる場所を見つけたら、早めの診察が治療の近道です。

豊田市でイボにお悩みの方、藤岡地区・足助地区・小原地区など近隣からのご相談もお待ちしています。
患者さんの不安に寄り添いながら、症状や生活に合わせて無理のない治療プランをご提案いたします。

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