豊田市の皮膚科で爪水虫治療をお探しなら【白癬菌】


豊田市の「こはく皮フ科」では爪水虫治療、そしてできるだけ完治させることに力を入れております。足や手の爪が白く濁ったり、厚く硬くなったりしていませんか? それは「爪水虫(つめみずむし)」と呼ばれる病気かもしれません。爪水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が爪の中に入り込んで起こります。放置すると見た目の問題だけでなく、歩きにくさや痛み、家族への感染リスクにもつながります。
豊田市の「こはく皮フ科」では、正確な検査で診断を行い、外用薬や内服薬を組み合わせて、患者さん一人ひとりに合った治療を行っています。この記事では、爪水虫の特徴・原因・治療法・自宅でのケアまで、女性院長がわかりやすく解説します。
症状や悩みの概要
爪水虫とは?
爪水虫(医学的には「爪白癬(つめはくせん)」)は、足や手の爪に、白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が入り込んで起こる病気です。白癬菌は、皮膚の表面にある「角質」を栄養にして生きており、特に硬くて栄養が豊富な爪に入り込むと、そこでじわじわと増えてしまいます。
一度爪の中に入り込むと、表面からの塗り薬が届きにくく、さらに爪は生え変わるのに時間がかかるため、治りにくく、長引きやすいのが特徴です。そのため、「放っておけばそのうち治るだろう」と考えて放置すると、むしろ悪化してしまうケースが多いのです。
主な症状
- 爪が白色や黄色に濁る
最も多い初期症状が「爪の色の変化」です。健康な爪は透明でほんのりピンク色ですが、爪水虫になると爪の一部が白っぽく濁ったり、黄色や茶色に変色したりします。最初は小さな点や筋のように見えるだけですが、放置すると爪全体に広がっていきます。 - 爪が厚く硬くなる
白癬菌が爪の中で増えると、爪が通常よりも分厚くなり、硬く変形していきます。その結果、爪切りで切りにくくなったり、切るときに割れたりすることがあります。 - 爪の表面がボロボロと崩れる
進行すると爪の表面がもろくなり、削れたようにガサガサになったり、ボロボロと粉のように崩れてきたりします。この状態になると爪の見た目が大きく変わり、靴下に引っかかる、爪が欠けるなどのトラブルが増えてきます。 - 爪が変形し、切りにくくなる
爪全体が変形して厚みが増すため、普通の爪切りでは切れなくなることもあります。無理に切ろうとすると割れたり、皮膚を傷つけたりすることがあります。 - 靴を履いたときの圧迫感や痛み
爪が厚く変形すると、靴に当たって圧迫感や痛みが出ることがあります。特に運動靴や革靴のように爪先が狭い靴では強く症状を感じやすくなります。
爪水虫がもたらす生活への影響
- 美容面・見た目の問題
爪が白く濁ったり黄ばんだりすると、見た目の印象に大きく影響します。特に夏場のサンダルやプール、温泉など裸足になる場面では、人に見られることを気にして出かけるのを控える方も少なくありません。中には「ネイルで隠そう」と思う方もいますが、マニキュアやペディキュアは治療の妨げになることがあり、かえって悪化を招くケースもあります。 - 爪のケアが難しくなる
厚く変形した爪は一般的な爪切りでは切りにくく、無理に切ろうとすると割れたり、周囲の皮膚を傷つけたりする危険があります。実際に「爪が硬すぎて切れない」「爪切りでは太刀打ちできない」という声はよく聞かれます。結果的に爪が伸びすぎてしまい、さらに靴に当たって痛みを引き起こす悪循環に陥ります。 - 歩行や運動への支障
爪の変形により靴を履いたときの圧迫感が強くなり、歩行のたびに痛みを感じることがあります。軽度のうちは違和感だけで痛みがなくても、進行すると歩きづらさにつながり、日常生活の活動量が減ることもあります。高齢者では、痛みを避けるために外出を控えるようになり、運動不足や転倒リスク増加につながる恐れがあります。 - 職業や生活習慣への影響
爪水虫の症状は「単なる見た目の問題」と考えられがちですが、仕事や趣味にも支障をきたすことがあります。例えば、
• 接客業で人前に手を出すのが恥ずかしい
• スポーツをしていて足に痛みが出る
• ギターやピアノなど、指先を使う趣味に支障がある
など、生活の幅を狭めてしまう可能性があります。 - 二次感染や合併症のリスク
爪が厚くなると中で菌が温存されやすくなり、足の皮膚にも再感染を繰り返すことがあります。また、高齢者や糖尿病の患者さんでは、爪が皮膚を圧迫して傷を作り、そこから細菌感染(蜂窩織炎など)を起こす危険性もあります。 - 家族や周囲への感染
爪水虫は本人だけの問題ではありません。爪に潜んでいる菌が床やマットに落ち、スリッパ・バスマット・寝具などを介して家族に広がることもあります。そのため「家族全員が順番に水虫になる」ケースも少なくありません。感染が広がると、治療にかかる時間や費用も増えてしまいます。
患者さんのよくある悩み
- 人前で裸足になるのが恥ずかしい
夏場のレジャーやスポーツ、更衣室で着替えるときなど、「爪が汚いと思われるのでは」と心配する方は多いです。特に女性や若い世代では強いコンプレックスにつながります。 - 爪が硬くて切れない・ケアが大変
一般的な爪切りでは歯が立たず、力を入れても切れないため、ニッパー型爪切りや専門的なケアが必要になることもあります。「爪を切るのに時間がかかる」「切ったあとも形が整わない」といった悩みを抱える方も多いです。 - 歩きにくさや痛み
厚く変形した爪が靴に当たり、歩くたびにズキッと痛むことがあります。長時間の外出や運動がつらくなると、生活の質そのものが下がってしまいます。 - 家族にうつしてしまう心配
家庭内でスリッパやバスマットを共有していると「子どもや配偶者にうつしてしまうのでは」と不安になる方が多いです。実際に家族全員が爪水虫になる例もあり、精神的な負担が大きくなります。 - 市販薬ではなかなか良くならない辛さ
ドラッグストアで市販されている塗り薬は皮膚の水虫には効果的ですが、爪水虫には効果が届きにくいのが現実です。「長い間市販薬を塗っても全く改善しなかった」という声はとても多く、根気よく治療を続ける必要があると実感される方が少なくありません。
爪水虫の原因とメカニズム
白癬菌が原因
爪水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)が爪の中に侵入して起こる病気です。白癬菌は高温多湿を好むため、日本のような蒸し暑い気候では特に発症しやすく、決して珍しい病気ではありません。
皮膚にできる「足の水虫(足白癬)」から菌が爪に入り込み、そのまま定着してしまうのが一般的な経過です。つまり、多くの場合「爪水虫は足水虫から始まる」といわれています。
どうやって爪に入り込むの?
• 足水虫の悪化
足の皮膚にいる白癬菌が爪の根元や爪の下に入り込み、そこから増えていきます。
• 小さな傷やひび割れ
爪やその周囲に小さな傷があると、そこから菌が入り込みやすくなります。
• 高温多湿の環境
長時間靴を履く、汗をかいたまま放置するなど、蒸れた環境は白癬菌にとって最高の繁殖場所です。
• 免疫力の低下
加齢や糖尿病などで免疫力が落ちていると、菌が排除されにくく、発症リスクが高まります。
爪水虫が治りにくい理由
- 爪の硬さ
白癬菌は爪の奥に潜り込むため、塗り薬が届きにくい。 - 爪の成長速度
手の爪で半年、足の爪では1年近くかけて伸びるため、完全に生え変わるまで治療が必要になる。 - 隠れた菌
見た目が改善しても爪の奥に菌が残っていることがあり、再発しやすい。
こはく皮フ科での治療法
- 正確な診断 ― 爪水虫かどうかを見極めることが大切
爪が白く濁ったり厚くなっていると、「あ、水虫だ」と自己判断してしまう方が多いのですが、実際には必ずしもそうとは限りません。爪の見た目が変わる病気はたくさんあり、湿疹、乾癬(かんせん)、外傷による変形、加齢による爪の変化などもよく似た症状を起こします。そのため、見た目だけで「爪水虫」と断定することはできません。
こはく皮フ科では、まずは原因をはっきりさせることを最も大事にしています。なぜなら、原因が違えば治療もまったく異なるからです。水虫と間違えてステロイドを塗ってしまえば逆に悪化することもありますし、乾癬を水虫と勘違いして抗真菌薬を塗っても良くなりません。


① 顕微鏡検査で白癬菌を確認
診断の第一歩は、顕微鏡検査です。患者さんの爪を少し削り取り、その一部を特殊な薬液で処理して顕微鏡で観察します。もし白癬菌がいれば、糸くずのような菌糸(カビの一部)が見えます。
➡ この検査は数分で結果がわかり、爪水虫かどうかを大きく判断できる重要な検査です。
来院前のお願い ― 市販薬を塗らずに
患者さんにお願いしているのは、来院前1週間ほどは市販の水虫薬を爪に塗らずにお越しいただくことです。薬を塗っていると菌が弱ってしまい、顕微鏡で見つかりにくくなるからです。もちろん、薬を塗ってしまっていても受診は可能ですが、菌が見えにくく診断に時間がかかることがあります。
また、爪にマニキュアやペディキュアをしている場合も、薬剤や色が検査の妨げになることがあるため、事前に落としておくと検査がスムーズに行えます。


②菌がいそうなのに見つからない場合 ― デルマクイック爪白癬
ときには「爪の症状はどう見ても爪水虫らしいのに、顕微鏡で菌が見つからない」ということもあります。これは、菌が爪の奥深くに潜んでいて、削った部分にたまたま菌がいなかった、あるいは薬の影響で見えにくくなっている、といった場合に起こります。
そうしたときには、デルマクイック爪白癬という迅速診断キットを使うことがあります。これは抗体を利用した検査で、爪の中に白癬菌の成分が含まれているかどうかを短時間でチェックできる方法です。顕微鏡検査と違って、菌そのものが見えなくても「菌が存在している証拠」を検出できるため、補助的に非常に役立ちます。
② なぜ診断が大事なのか?
• 誤診を防ぐ:水虫ではない病気を水虫と思い込み、市販薬を長く使っても治らずに悪化してしまうケースは少なくありません。
• 最適な治療を選べる:本当に爪水虫なら抗真菌薬が必要ですが、乾癬や外傷なら全く違う治療になります。
• 治療の効果を測れる:菌が本当にいると確認してから治療を始めることで、「治ってきているか」を正しく判定できます。⸻
- 外用薬治療(塗り薬)
爪水虫の治療でまず考えられるのが、爪専用の外用薬(塗り薬)です。これらは「抗真菌薬」と呼ばれ、爪の中に潜んでいる白癬菌を少しずつ退治していく働きがあります。一般的な皮膚用の水虫薬とは異なり、爪専用に作られた薬である点が大きな特徴です。
爪専用の塗り薬 ― 代表的な2種類


① クレナフィン爪外用液(一般名:エフィナコナゾール)
日本初の爪水虫専用塗り薬
クレナフィンは、2014年に日本で初めて承認された「爪水虫専用」の外用薬です。それまでは爪水虫に対して「内服薬」しか十分な効果が期待できないと考えられていましたが、クレナフィンの登場により、「飲み薬はちょっと不安」「肝臓への負担が心配」という患者さんでも、塗るだけで治療できる選択肢が広がりました。
形状と塗りやすさ ― ハケ状アプリケーター
クレナフィンの大きな特徴は、ボトルの先端がハケのようになっていることです。ちょうどマニキュアを塗る感覚で、爪全体や爪のすき間に液体を広げることができます。
• 爪の表面に均一に広がりやすい
• 爪の横のすき間や根元部分にも届きやすい
• 爪の裏側にも塗りやすい
特に高齢の方や爪が厚くなってしまった方でも、「塗りにくい」というストレスを減らして毎日続けられる工夫がされています。
薬の作用機序(どう効くのか)
クレナフィンの有効成分「エフィナコナゾール」は、真菌の細胞膜に必要な「エルゴステロール」という物質の合成を阻害する作用を持っています。
• 白癬菌は生きるためにエルゴステロールを作り出しています。
• クレナフィンはこの合成経路を妨げ、菌の細胞膜が作れなくなる。
• 結果として、菌は増えられず、やがて死滅していきます。
さらにエフィナコナゾールは脂溶性と水溶性のバランスが良く、爪の角質層に浸透しやすい特徴があります。そのため爪の中に入り込んだ菌までしっかり届きます。
使用感と続けやすさ
• 液体タイプ:さらっとしていてベタつかず、塗った後すぐに乾く。
• 透明なので目立たない:塗っていることが他人からわかりにくく、日常生活に支障がありません。
• においが少ない:刺激臭がないため、毎日使いやすい。
この「日常生活でストレスにならない」という点が、長期にわたる治療を続ける上で大きなメリットになります。
対象となる患者さん
• 爪の濁りが全体の 50%以下 にとどまっている方
• 爪の変形がそこまで進んでいない軽症〜中等症の方
• 内服薬が飲めない、あるいは飲みたくない方
※爪全体が分厚く変形している場合や、広範囲に濁っている場合には外用薬だけでは十分な効果が得られにくく、内服薬や他の治療が必要になることがあります。
② ルコナック爪外用液(一般名:ルリコナゾール)


開発の背景と特徴
ルコナック爪外用液は、2016年に発売された比較的新しい爪水虫の治療薬です。もともと「ルリコン」という名前で皮膚の水虫(足や体の水虫)治療に広く使われていた薬を、爪専用に改良したものです。
薬の作用(どう効くのか)
ルコナックの有効成分「ルリコナゾール」は、白癬菌が生きていくのに欠かせない細胞膜の合成を邪魔する作用を持っています。
• 白癬菌は「エルゴステロール」という物質を細胞膜に使っています。
• ルコナックは、そのエルゴステロールの合成を妨げます。
• 結果として菌は細胞膜を作れず、増えることができなくなり、やがて死滅します。
つまり、爪の中に潜む白癬菌をじわじわと弱らせて退治していくお薬です。
使用感・使いやすさ
• 透明な液体なので、塗ったあとも目立ちません。日常生活で「薬を塗っている」と気づかれにくく、特に女性の方でも安心です。
• さらっとしたテクスチャーでベタつきが少なく、毎日続けやすいのが特徴です。
• 容器の先端は細いノズルになっており、爪の根元やすき間にも薬を流し込みやすい構造になっています。
毎日の治療は長期にわたりますが、こうした「使いやすさ」があるため、続けやすいという患者さんの声も多いです。
対象となる症例
• 軽症〜中等症の爪水虫が主な対象です。
• 特に「爪の表面から感染して白く濁っているタイプ」に適しており、爪の半分以下にとどまっているケースで効果が期待できます。
• 爪全体に濁りが広がっている場合や、厚く硬く変形してしまっている場合には、外用薬だけでは効果が不十分なため、内服薬との併用を検討することになります。
治療の注意点
- 毎日根気よく塗ることが大事
爪水虫は「見える部分」だけの病気ではなく、爪の奥深くにまで菌が入り込んでいる病気です。そのため、表面がきれいになったように見えても、内部にはまだ菌が生きていることがよくあります。
外用薬は爪の表面から少しずつ成分が浸透していきますが、爪の奥の奥まで届くのに時間がかかります。だからこそ、毎日忘れずに根気よく塗ることが何より大切です。
「今日は塗らなくてもいいか」と思ってしまう日が続くと、せっかく弱っていた菌がまた元気を取り戻し、治療が振り出しに戻ってしまうことがあります。風邪薬のように「数日で良くなる」薬ではなく、長期戦でじわじわ効かせる薬だという意識が必要です。 - 治療期間は長い
爪水虫の治療で一番驚かれるのは、治療期間の長さです。
爪は皮膚と違って新陳代謝が遅く、完全に生え変わるまでにかなりの時間がかかります。
• 手の爪:半年ほど
• 足の爪:1年〜1年半以上かかることも
というように、とても長い時間が必要です。これは「爪が生え変わって健康な爪に入れ替わるまで治らない」からです。つまり、薬は菌を退治するだけでなく、新しい爪が伸びてくるのを待つ必要があるわけです。
このことを知らずに「1〜2か月で治るはず」と思って途中でやめてしまう方が多いのですが、それでは再発してしまいます。「時間がかかるけれど、少しずつ確実に良くなる病気」と理解して取り組むことが大切です。
■■■グラインターの写真■■■




- 爪が厚いと薬が浸透しにくい
爪水虫が長く続くと、爪がどんどん厚くなっていきます。これは菌が爪の中で増えて爪を変形させてしまうためです。厚い爪は薬が奥まで届きにくく、外用薬の効果が弱くなってしまいます。
そのため皮膚科では、専用の器具(ニッパー型爪切り、グラインダー)を使って爪を少し削ったり、表面をやすりで薄く整えたりする処置を行うことがあります。爪を薄くすることで薬がしっかり内部まで浸透しやすくなり、治療効果が高まります。
自分で爪を無理に切ったり削ったりするとケガや感染のリスクがあるので、必ず医師や看護師が安全に行います。 - 広がっている場合は限界もある
外用薬は「爪の濁りが爪全体の半分以下」にとどまっている軽症〜中等症の爪水虫に特に効果的です。逆に、爪全体が真っ白・黄色に濁っている場合や、爪がボロボロに崩れている場合は、外用薬だけでは限界があります。
そういった場合には、内服薬(飲み薬)が必要になります。飲み薬は血液の中に薬を送り込み、爪の根元(爪母)まで有効成分を届けることができるため、爪全体に効かせることができます。
つまり、外用薬は「爪水虫の早めの段階」で特に効果を発揮しますが、進行した爪水虫は内服薬との併用が検討されることもある、という点を理解しておく必要があります。 - その他の注意点
• 塗るタイミング:入浴後や就寝前など、爪が清潔で乾いているときに塗ると効果的です。
• 生活上の工夫:靴や靴下の通気性をよくし、爪を清潔に保つことで薬の効果を高められます。
• 再発予防:治療が終わったあとも、水虫の原因である白癬菌が生活環境に潜んでいれば再発することがあります。家族への感染対策や生活習慣の見直しも大切です。


- 内服薬治療(飲み薬:ネイリン)
爪水虫が広範囲に広がっていたり、症状が強い場合には、飲み薬での治療が選ばれることがあります。代表的なのが ネイリン(一般名:ホスラブコナゾール) です。
ネイリンは血液に吸収され、体内を巡ることで爪の下まで薬の成分が届きます。外から塗る薬では届きにくい深い部分の白癬菌を、内側からしっかり退治できるのが大きな特徴です。
ネイリンの特徴
• 服用期間が3か月間と比較的短い
毎日1錠ずつ飲むのが基本で、およそ3か月間で服用は終了します。
• 効果が長く続く
ネイリンの有効成分は、爪の中に長くとどまる性質があります。服用をやめた後も、爪にしみ込んだ薬の成分が半年ほど残り、菌の再発を防ぎながら新しい爪の成長を助けます。
• 「あとから効いてくる」薬
飲み終わった直後にすぐ爪がきれいになるわけではありません。爪はゆっくり伸びて生え変わるため、薬を飲み終えた後も、徐々に新しい健康な爪が出てきて入れ替わっていきます。
治療中の注意点
ネイリンは肝臓で代謝されるため、人によっては肝機能に負担がかかることがあります。安全に治療を続けるために、以下のような管理が必要です。
• 治療を始める前に血液検査で肝機能を確認する
• 内服中も1〜2か月ごとに定期的に採血をして、副作用が出ていないかチェックする
• お酒をよく飲む方や、他に肝臓に負担をかける薬を服用している方は、特に慎重に管理する
副作用はまれですが、万一、全身のだるさや黄疸(目や皮膚が黄色っぽくなる)、食欲低下などがあれば、すぐに服薬を中止して医師に相談することが大切です。
治療期間の目安
爪水虫は「爪そのもの」が感染している病気です。そのため、爪がまるごと生え変わるのを待たないと完全に治ったとは言えません。
• 手の爪:およそ半年かけて生え変わる
• 足の爪:厚く硬いため、1年以上かかることも多い
ネイリンを3か月服用した後、残りの期間は「薬が爪の中に残っている力」に任せて、自然に爪が伸びて入れ替わるのを待ちます。つまり、治療は「3か月で薬をやめられるけれど、治った姿を見るにはさらに半年〜1年必要」というイメージです。
ポイント
爪水虫治療は「根気よく、焦らず」が一番大切です。
ネイリンはしっかりと効果が証明されている飲み薬で、特に爪の奥まで菌が入り込んでいるケースではとても有効です。ただし、途中でやめてしまうと再発しやすいため、医師の指示に従って、定期的な検査を受けながら安心して続けていくことが重要です。
自宅でできるケアと予防(爪水虫編)
爪水虫(爪白癬)は、一度かかると自然に治ることは少なく、治療には長い時間が必要です。だからこそ、毎日の生活の中でできるケアや予防がとても大切です。ここでは、爪水虫の方に特に気をつけていただきたいポイントを詳しく紹介します。
① 爪を正しく切って清潔に保つ
爪水虫は、爪の中に入り込んだ白癬菌が原因です。菌は硬い爪の奥にまで潜り込んでしまうため、外から洗っただけでは取りきれません。そのため、爪を清潔に保ち、伸びすぎないように整えることが基本です。
• 爪は短めに切ることで、湿気やゴミがたまりにくくなります。
• ただし、深爪はかえって爪の周りの皮膚を傷つけ、細菌感染のリスクを高めます。
• 爪の角は少し残して切ると、巻き爪や皮膚の傷を防げます。
• 爪やすりを使って表面をなめらかに整えるのもおすすめです。
爪切りは必ず自分専用のものを使い、使用後はアルコールで拭くなどして清潔を保つようにしましょう。
② 爪の水分を残さない習慣
白癬菌は「湿気」を好みます。特に爪の根元や横のすき間に水分が残っていると、菌が増えやすい環境になります。
• 入浴やシャワーのあとには、タオルで足全体を拭いたあと、爪のまわりをていねいに乾かすことを忘れないようにしてください。
• 爪と皮膚の間に水分が残りやすいので、指の間や爪の根元を意識的にタオルで押さえるとよいでしょう。
• ドライヤーの冷風を短時間あてて乾かすのも有効です。
「洗うこと」だけでなく、「しっかり乾かすこと」がケアの大切なポイントです。
③ 靴と靴下の工夫
爪水虫の菌は高温多湿の環境で活発になります。足が蒸れることで菌が増えやすくなるため、靴や靴下の工夫は欠かせません。
• 靴下は毎日清潔なものに交換しましょう。汗をかきやすい季節は、1日2回以上替えるのも良い方法です。
• 通気性の良い綿や吸湿性のある素材を選ぶと、爪のまわりの湿気を減らせます。
• 同じ靴を連日履かず、2足以上をローテーションさせて乾かすことが大切です。
• 履いた靴の中には湿気がこもるので、風通しの良い場所に置き、除湿剤や靴専用の乾燥機を使うのも効果的です。
「蒸れをためない」「乾燥させる」という意識を持つだけで、爪水虫の再発や悪化を防ぐ力になります。
④ 爪切りや道具の共用を避ける
爪水虫は「人から人へうつる病気」です。とくに、爪切りや爪やすりには白癬菌が残りやすく、共用すると家族に広がってしまうことがあります。
• 爪切りややすりは必ず自分専用にしましょう。
• 使用後は流水で洗い、アルコールで拭いて乾燥させると安心です。
• 家族が爪水虫にかかっている場合は、タオルやスリッパも共用しないようにしてください。
自分が感染源にならないためにも、また他の家族からうつされないためにも、「共用しない・清潔に保つ」ことは非常に大切です。
⑤ 爪の変化を定期的にチェックする
爪水虫は進行がゆっくりなので、「気づいたときには広がっていた」というケースが少なくありません。早めに変化に気づくことが、治療をスムーズにするコツです。
• 爪の色が白く濁ったり、黄色っぽくなったりしていないか
• 爪が分厚くなって切りにくくなっていないか
• 爪がボロボロと欠けやすくなっていないか
こうした変化があれば、早めに皮膚科を受診しましょう。市販の外用薬では爪の奥にいる菌に届かないため、自己判断で放置せず、医師の診断を受けることが大切です。
まとめ
爪水虫は見た目の問題だけでなく、歩行の不快感や家族への感染源になるため、早めの受診が大切です。
豊田市の「こはく皮フ科」では、正確な検査と外用薬・内服薬を組み合わせた治療で、時間はかかっても根気よく治すサポートを行っています。
爪の濁りや変形に気づいたら、自己判断せずにご相談ください。








