豊田市で水虫治療【白癬】

水虫

豊田市の「こはく皮フ科」では水虫の治療を得意としております。足の指の間がかゆい、皮がむける、じくじくして治らない…。もしかするとそれは「水虫」かもしれません。水虫は正式には、「白癬(はくせん)」と呼ばれる皮膚の感染症で、原因は「白癬菌」というカビの仲間です。
「水虫=足の病気」と思われがちですが、実は体や手、頭、陰部、鼠径部(いんぶ・そけいぶ)にも感染し、症状が出ることがあります。
愛知県豊田市の「こはく皮フ科」では、女性院長による正確な診断と、患者さんの症状に合わせた治療で、水虫を根本から改善するお手伝いをしています。この記事では、水虫の種類・症状・原因・治療・自宅でのケア・来院時の注意点まで、詳しく解説します。


症状や悩みの概要

水虫(白癬)は、発生する部位によって呼び方や症状が変わります。

  1. 足水虫(足白癬)
    足水虫は、水虫(白癬)の中で最も多くみられるタイプです。日本では成人の4人に1人が一度は経験するといわれるほどありふれた病気で、夏だけでなく冬でも発症・再発します。
    「水虫=足の指の間がかゆい」というイメージが強いですが、実際には症状の出方にいくつかのタイプがあり、人によって全く違う見え方をするのが特徴です。

足水虫の主なタイプ

① 趾間型(しかんがた)
• 特徴:足の指の間(特に4〜5趾の間)が白くふやけて、皮がむけたりただれたりします。
• 感覚:強いかゆみやヒリヒリ感を伴うことが多く、歩くと痛みを感じる人もいます。
• 生活への影響:サンダルを履くと見た目が気になったり、長時間歩くと痛みが悪化することがあります。
• 注意点:放置すると亀裂が深くなり、細菌が入り込んで「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という細菌感染を併発することがあります。

② 小水疱型(しょうすいほうがた)
• 特徴:土踏まずや足の側面に、小さな水ぶくれ(小水疱)がポツポツと出ます。
• 感覚:かゆみが強く、つい掻き壊すと中から透明な液が出ることもあります。
• 季節性:汗をかきやすい夏場に悪化する傾向が強いです。
• 誤診されやすい病気:汗疱(かんぽう:汗による水ぶくれ)や湿疹と間違えられることがあります。

③ 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
• 特徴:かかとや足の裏全体の皮膚が分厚く硬くなり、表面がガサガサして白く粉をふいたように見えます。
• 感覚:かゆみは少ないこともありますが、ひび割れができると痛みを伴います。
• 生活への影響:靴下に白い粉がつくため気になったり、家族にうつったりする不安から相談に来られる方が多いです。
• 治りにくさ:角質が厚いため薬が浸透しにくく、治療が長引きやすいタイプです。

足水虫の進行と合併症
• 爪水虫への進展
 足水虫を放置すると、白癬菌が爪の中に入り込み「爪水虫(爪白癬)」に進むことがあります。爪が白く濁ったり厚く変形したりして、治療に長期間かかるため、早めの対応が重要です。
• 二次感染
 皮膚がただれている部分から細菌が侵入し、赤く腫れて痛みを伴う「蜂窩織炎」や、膿をもつ感染を引き起こすことがあります。高齢者や糖尿病の方では特に注意が必要です。

足水虫と間違えやすい病気
• 汗疱(かんぽう):汗がたまってできる水ぶくれ
• 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手足に膿をもった発疹が出る病気
• 乾癬(かんせん):皮膚が赤くなって角質が厚くなる病気
これらと水虫は見た目が非常によく似ており、自己判断で市販薬を塗ると悪化することもあるため、皮膚科で顕微鏡検査を受けて確定診断することが大切です。

  1. からだの水虫(体部白癬・ぜにたむし)
    「からだの水虫」は、医学的には「体部白癬(たいぶはくせん)」と呼ばれる病気で、足や爪以外の体幹部(胸・背中・お腹・腕・足など)にできる白癬です。
    俗に「ぜにたむし」と呼ばれるのは、発疹が赤くて丸く、外側が少し盛り上がって硬貨(銭=ぜに)の形に似ていることからです。古くから知られている病気ですが、今でも決して珍しいものではありません。

主な症状の特徴
• 赤く丸い発疹:最初は小さな赤いブツブツとして始まり、次第に円形や楕円形に広がります。
• 外側が活発に広がる:外側が少し盛り上がって赤みが強く、内側は落ち着いて見える「リング状」の発疹が典型的です。
• かゆみ:程度は人によって異なりますが、特に汗をかいた後や夜間にかゆみが強くなる人が多いです。
• 拡大傾向:放置すると輪が広がり、隣同士がつながって大きな地図のような形になることもあります。

出やすい部位
• 胸・お腹・背中など体幹部
• 太ももや二の腕など汗をかきやすい部位
• ベルト・下着のゴム・ブラジャーの締め付け部など摩擦や蒸れがある部分

他の皮膚病との区別が大切
体部白癬は、湿疹やアトピー、じんましん、カンジダ症などと間違われやすい病気です。特に湿疹と違って「外側が活発に広がるリング状の形」が特徴ですが、自己判断では分かりにくいこともあります。
そのため皮膚科では、顕微鏡検査で白癬菌の存在を確認することが診断の決め手になります。

  1. 手の水虫(手白癬)
    手の水虫は、医学的には「手白癬(てはくせん)」と呼ばれる病気で、白癬菌(皮膚に感染するカビの一種)が手のひらや指に感染して起こります。足水虫に比べると少ないものの、実際には日常生活で気づかずに感染している人も多い病気です。
    「手の湿疹だと思って薬を塗っていたら治らない」「主婦湿疹と診断されていたが、実は手白癬だった」というケースもあり、間違いやすい病気の代表格です。

主な症状の特徴
• 皮膚が厚く硬くなる
 手のひらの皮膚が角質化して硬くなり、ガサガサして白く粉をふいたようになります。
• ひび割れ
 乾燥や刺激で皮膚が割れてしまい、痛みを伴うことがあります。
• かゆみや軽い痛み
 強いかゆみを感じる場合もあれば、ほとんどかゆみがなく「手荒れ」としか思わないケースもあります。
• 片手だけに出ることが多い
 両手に出る湿疹や主婦湿疹と違い、手白癬は片手だけに症状が出ることが多いのが特徴です。

出やすい部位
• 手のひら全体
• 指の間(特に人差し指と中指の間など)
• 爪の周囲(ここから爪水虫に移行することも)

間違えやすい病気
• 主婦湿疹(手湿疹):洗剤や水仕事で起こる手荒れ。両手に出やすく、かゆみや赤みが目立ちます。
• 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手のひらや足の裏に膿を持った発疹が出る病気。かゆみや痛みが強いです。
• 乾癬(かんせん):皮膚が赤くなって厚くなり、白い粉をふく病気。

このように似た病気が多いため、自己判断では区別が難しく、皮膚科で顕微鏡検査を受けることが必要です。

  1. 頭の水虫(頭部白癬・しらくも)
    頭にできる水虫は医学的に「頭部白癬(とうぶはくせん)」と呼ばれ、俗に「しらくも」ともいいます。
    白癬菌(皮膚糸状菌)が頭皮に感染して起こり、特に子どもに多く見られます。大人でも起こることがありますが、思春期前の小児で発症しやすいのが特徴です。

主な症状の特徴
• 円形の脱毛
 髪の毛が抜けて、コインを置いたように円形に毛がなくなるのが代表的な症状です。円形脱毛症と間違えられることも多いですが、頭部白癬では表面に赤みやかさぶたが伴うことが多いです。
• 赤みやかさぶた
 感染部位の皮膚が赤くなり、フケのような白い粉やかさぶたが出ることがあります。
• 膿がたまる重症型
 放置すると「ケルスス秃瘡(とくそう)」と呼ばれる状態になり、膿がたまって大きく腫れ、痛みや発熱を伴うこともあります。
• かゆみ
 強いかゆみを訴えるケースもあれば、あまり自覚がなく「髪の毛が抜けてきた」と気づくケースもあります。

出やすい年齢と背景
• 小児、とくに小学校低学年くらいまでによくみられます。
• 髪が細く柔らかい子どもは、菌が毛根に入りやすいため感染しやすいと考えられています。
• 遊びやスポーツで頭同士が触れ合う機会や、帽子・タオルの共用などが感染の原因になります。

間違えやすい病気
• 円形脱毛症:自己免疫反応で毛が抜ける病気。頭部白癬は赤みやかさぶたを伴うことが多く、見分けが必要です。
• 脂漏性皮膚炎:頭皮に赤みやフケが出る病気。かゆみが似ていることがあります。
• 膿痂疹(とびひ):細菌感染による皮膚のただれ。膿を持つ点で似ています。

  1. 陰部・鼠径部の水虫(股部白癬・いんきんたむし)
    陰部や太ももの付け根にできる水虫は、医学的には「股部白癬(こぶはくせん)」と呼ばれ、俗に「いんきんたむし」といわれます。白癬菌(カビの一種)が陰部や鼠径部(太ももの付け根)に感染して起こる病気です。
    男性に多くみられますが、女性にも発症することがあります。特に夏場や汗をかきやすい季節に悪化しやすく、日常生活に大きな影響を与えます。

主な症状の特徴
• 赤い発疹:太ももの付け根や陰部周囲に、赤く境界がはっきりした発疹が出ます。
• かゆみの強さ:とても強いかゆみを伴うのが特徴で、夜眠れないこともあります。
• 広がり方:時間がたつと外側に向かって広がり、輪郭が赤く盛り上がる「環状の発疹」になります。
• 慢性化しやすい:放置すると範囲が広がり、お尻や太もも、下腹部にまで及ぶことがあります。

出やすい部位
• 太ももの付け根(鼠径部)
• 陰嚢(男性の場合)
• 下腹部〜お尻にかけて
• 下着やベルトのラインなど、蒸れや摩擦が起きやすい部位

悪化しやすい要因
• 汗や皮脂の分泌が多い
• 蒸れやすい服装(ジーンズ、化学繊維の下着など)
• 長時間のデスクワークやスポーツで湿度が高くなる環境
• 足水虫からの感染(手を介して股部に菌を移してしまうケースが多い)

間違えやすい病気
• 接触皮膚炎(かぶれ):下着や洗剤によるかぶれと間違えられることがあります。
• カンジダ症:特に女性の陰部ではカンジダ感染と区別が必要です。
• 湿疹:見た目が似ているため、市販のかゆみ止めを塗ってしまい、悪化することがあります。

  1. 爪水虫(爪白癬)
    ※詳しくは別記事で取り上げます。
    爪水虫は、医学的には爪白癬(つめはくせん)と呼ばれる病気で、白癬菌が爪の中に入り込んで発症します。足の水虫を放置した結果、爪に菌が侵入して発症することが多く、水虫が長引くと爪にも広がるケースが多いです。

主な症状の特徴
• 爪の色の変化
 健康な爪は透明や薄いピンク色をしていますが、爪白癬になると白っぽく濁ったり、黄色〜茶色に変色することがあります。
• 爪の肥厚(厚くなる)
 菌が爪の中で増えると爪が分厚くなり、切りにくくなります。
• 爪の変形・もろさ
 爪がボロボロ崩れる、二枚爪のようになるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
• 痛みや歩行障害
 靴に当たると痛んだり、歩行が困難になることもあり、高齢者では転倒のリスクにもつながります。

感染の原因と広がり方
• 足水虫を放置したままにすると、白癬菌が爪に侵入して爪水虫になります。
• 爪水虫は「菌の住処」となり、足の皮膚や家族に感染を広げる原因にもなります。
• 一度発症すると自然に治ることはほとんどなく、治療が必要です。

よくある悩み

  1. かゆみや痛みによる生活の質の低下
    • 水虫の代表的な症状は「かゆみ」です。特に足水虫や股部白癬では、夜になると強いかゆみが出て眠れない、仕事や授業に集中できないという悩みが多く聞かれます。
    • 足水虫の中でも、足裏やかかとが硬くなってひび割れる角質増殖型では、歩くたびに痛みが走るため、立ち仕事や外出がつらくなります。
    • 爪水虫では、分厚くなった爪が靴に当たって痛みを生じ、長時間の歩行や運動が困難になることもあります。
  2. 見た目による心理的ストレス
    • 水虫は赤み・皮むけ・白い粉・脱毛斑など外見に出やすい病気です。
    • 足水虫では「サンダルが履けない」「温泉やプールで人目が気になる」という悩みがあります。
    • 股部白癬や体部白癬では、下着や水着からはみ出す赤い発疹が目立ち、恥ずかしくて人に相談できないという声も多いです。
    • 頭部白癬は特に子どもに多く、髪が円形に抜けてしまうため、「友達にからかわれるのではないか」という強い不安を抱くこともあります。
  3. 家族や周囲への感染の不安
    • 水虫は人にうつる病気であるため、「家族に移してしまったらどうしよう」という不安が常につきまといます。
    • タオル・スリッパ・お風呂マット・布団など、家庭内で共用するものから感染する可能性があり、患者さんは毎日の生活の中で気をつけるストレスを感じています。
    • 爪水虫は菌の量が多く、家族への感染源となりやすいため、「一緒に住む家族全員で治療が必要では?」と心配するケースもあります。
  4. 「治りにくい病気」という思い込み
    • 水虫は「治らない病気」という誤解が根強くあります。実際には、正しく抗真菌薬を続ければ治りますが、自己判断で治療をやめて再発を繰り返す人が多いのが現実です。
    • 爪水虫は特に治療が長期になるため、「もう一生治らないのでは」と思い込み、受診を諦めてしまう方も少なくありません。
  5. 間違った治療による悪化
    • 患者さんがよく訴えるのは「市販薬を使っても治らない」という悩みです。
    • 特にステロイド入りのかゆみ止めクリームを塗ってしまうと、一時的にかゆみは和らぎますが、菌は残り、かえって悪化・拡大してしまいます。
    • 体部白癬(ぜにたむし)や股部白癬(いんきんたむし)は湿疹やかぶれと間違えられることが多く、「湿疹用の薬を塗っていたら広がってしまった」という患者さんも多くいます。
  6. 再発・慢性化への不安
    • 水虫は再発が多い病気であり、治ったと思っても再び同じ部位に出てくることがあります。
    • 足水虫や爪水虫は特に「毎年夏になると悪化する」「何度も繰り返す」という悩みが多く、「一度なったら一生付き合うのでは」と思い込む方もいます。
    • 生活環境(汗・靴・蒸れ・スポーツ習慣)を変えにくいため、根本からの再発予防が難しいのも大きな悩みです。
  7. 社会生活・仕事への支障
    • 足裏にひび割れや痛みが出ると、営業や接客業などで立ち仕事が辛いことがあります。
    • 頭部白癬や体部白癬では、見た目の問題から学校や職場での人間関係に影響することがあります。
    • 股部白癬では、長時間座っているデスクワークがつらい、運転時に蒸れて悪化する、など職業生活に直結する問題になることもあります。
  8. 子ども特有の悩み
    • 子どもの頭部白癬では「円形脱毛症と間違われて放置された」「かゆくて集中できない」といった悩みがあります。
    • 親御さん自身が「学校で友達にうつしてしまわないか心配」「プールや体育を休ませるべきか迷う」という不安を抱えることも多いです。

原因とメカニズム

水虫の原因 ― 白癬菌(はくせんきん)
白癬菌とは?
水虫の正体は「虫」ではなく、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の一種です。医学的には「皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)」と呼ばれ、人や動物の皮膚の最も外側にある角質層に感染します。
角質にはケラチンというタンパク質が多く含まれており、白癬菌はこれをエサにして生きています。皮膚の奥深くや血液には入り込まず、あくまで表面の角質部分で繁殖します。つまり「かゆみや皮むけを起こすけれど、命に関わるような危険は少ない」というのが特徴です。

「水虫」という名前の由来
実は「水虫」という名前は、正式な医学用語ではありません。 医学的には「白癬(はくせん)」と呼ばれます。
ではなぜ「水虫」と呼ばれるようになったのでしょうか?

いくつか説がありますが、有力なのは以下の理由です:

  1. 昔は田んぼ仕事や長靴で蒸れることが多かった
     田んぼや湿った場所で働く人が、足にかゆみや皮むけを起こしたことから「水辺でできる虫のような病気」とイメージされ、「水虫」と呼ばれるようになったといわれています。
  2. 「虫」という言葉のイメージ
     日本では昔から、原因がはっきりしないかゆみや病気を「虫のしわざ」と表現していました。実際には菌(カビ)なのですが、昔の人にとっては「かゆみを起こす小さな虫が足にわいた」と考えられていたため、この名前がついたのです。
  3. 湿気と関係が深い病気だったため
     白癬菌は高温多湿を好み、汗や蒸れで繁殖します。「水気があるところで悪化する皮膚病」=「水虫」と呼ばれたのではないか、ともいわれています。

水虫は「虫」ではない
「水虫」と聞くと、まるで小さな生き物が足の中に潜んでいるようなイメージを持つ方もいますが、実際にはカビの一種です。
顕微鏡で見ると糸状の菌糸が皮膚の角質層に広がっているのが確認できます。虫ではないと知るだけで、少し安心される患者さんも多いです。

白癬菌が増えやすい環境
白癬菌は高温多湿を好むため、次のような環境で増えやすくなります。
• 足の指の間(汗や蒸れで湿気がこもる)
• 靴の中(長時間履いて汗をかく)
• 下着で覆われた股部や陰部(通気性が悪い環境)
• 頭皮(汗や皮脂の多い部分)
「蒸れる」「汗が多い」「通気が悪い」といった条件が揃うと、白癬菌は一気に繁殖して症状が悪化します。

感染のきっかけ
水虫は人から人へ、または環境を介して感染します。

  1. 公共の場での感染
     プールや温泉、スポーツジム、銭湯など、素足で歩く場所には白癬菌が落ちていることがあり、そこから感染するケースがよくあります。
  2. 家庭内での感染
     家族とのスリッパ・タオル・バスマット・布団の共用を通じてうつることがあります。同居家族が水虫を持っていると、知らない間に感染してしまうことも珍しくありません。
  3. 動物からの感染
     犬や猫などのペットも白癬菌を持つことがあり、そこからうつる場合もあります。特に子どもはペットと密に触れ合うため、頭部白癬(しらくも)が発症することがあります。

体に入ったあとの仕組み
白癬菌は皮膚の表面から侵入し、角質層の中に広がります。角質は血流がないため、免疫細胞や血液中の薬が届きにくく、菌が生き残りやすい環境です。そのため「治りにくい」「再発しやすい」と言われるのです。
感染が起こると、皮膚が炎症を起こして 赤み・かゆみ・水ぶくれ・皮むけ などの症状が現れます。菌が爪に侵入すれば爪水虫に、頭皮に入り込めば頭部白癬(しらくも)に、股部にうつれば股部白癬(いんきんたむし)になります。


こはく皮フ科での水虫治療

  1. 正確な診断
    水虫は、「見た目が似ている別の皮膚病」と区別がつきにくい病気です。例えば、湿疹(かぶれ)、乾癬(かんせん)、手荒れ、かぶれなども赤くなったりかゆくなったりします。そのため、「本当に水虫なのか」最初に確かめることがとても大事です。

どうやって調べるの?
① まず見てみる
 赤いブツブツや皮がむけている部分をしっかり観察します。輪っかのように広がるのは水虫に多い特徴です。

② 皮膚を少し取って調べる
 症状が出ているところの皮を、ほんの少しこすって採ります。痛みはなく、血も出ません。
 それを顕微鏡でのぞいて、白癬菌(はくせんきん)というカビがいるかどうかを確認します。
③その場で結果がわかる
 数分で「菌がいる」か「いない」かが分かるので、その日のうちに治療を始められます。

なぜ検査が大事なのか?
• 似ている病気と区別するため
 湿疹だと思って市販のかゆみ止めを塗っても、水虫には効きません。逆に、ステロイド入りの薬を塗ると一時的に良くなったように見えても、実は菌が広がって悪化してしまうこともあります。
• 爪や頭皮などは特に間違えやすい
 爪が白く濁って厚くなる「爪水虫」は、加齢やケガによる爪の変化と間違われることがあります。頭にできる「頭の水虫(しらくも)」は円形脱毛症とそっくりです。だからこそ検査で菌の有無を確認することが欠かせません。

検査を受ける前のお願い
水虫の診断では、皮膚を少しだけ取って顕微鏡で白癬菌(カビ)がいるかどうかを直接確認します。
そのため、検査の直前まで薬を塗ってしまうと、菌の数が減って見えにくくなることがあります。
• 検査の前1週間くらいは、市販の水虫薬を塗らずに来ていただくのが理想です。
 「もう少し薬を続けたら治るかも」と思って塗り続ける方も多いのですが、診断がつきにくくなり、かえって治療のスタートが遅れてしまうことがあります。
• 当日は、普段お使いの保湿剤やクリームもなるべく避けて、そのままの状態で来院していただけると、より正確に菌を確認できます。
• また、爪水虫が疑われる場合は、マニキュアやペディキュアをあらかじめ落としておくと検査がスムーズです。爪の表面がコーティングされていると、奥の菌をきちんと採取できないためです。
こうしたちょっとした準備をしていただくことで、「本当に水虫なのか」を早く正確に判断でき、適切な治療にすぐ進むことができます。

水虫は「かゆい」「赤い」だけでは判断できません。こはく皮フ科では、皮膚をほんの少し取って、顕微鏡で菌を直接確認することで、正しく診断してから治療を始めます。これによって「間違った薬を使って余計に悪化する」という失敗を防ぐことができます。

  1. 外用薬治療
    水虫の基本治療は「塗り薬」
    水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)を退治するために、一番よく使われるのが「抗真菌薬(こうしんきんやく)」という塗り薬です。
    足や体の水虫(足白癬・体部白癬)では、まずはこの外用薬治療が基本になります。正しく続けることで、多くのケースは数週間から数か月で改善が見られます。

よく使われるお薬

① アスタット軟膏・ルリコン軟膏
• 特徴:ベタッと油分が多く、患部をしっかり覆って保護します。
• 向いている部位:ジュクジュクしている水虫や、かきこわして赤くただれている部位におすすめです。
• 理由:乾燥を防ぎながら菌を退治してくれるので、炎症が強いときに役立ちます。

② アスタットクリーム
• 特徴:伸びがよく、サラッとした使用感。
• 向いている部位:乾燥してカサカサしている足の裏や、粉をふいたような水虫に適しています。
• 理由:皮膚にスッとなじむため、日常生活でベタつきが気になる方にも使いやすい薬です。

塗り方の工夫(特に足水虫の場合)
水虫の塗り薬は、症状が出ているところだけに塗ればよいわけではありません。
白癬菌は目に見える症状がある部分だけでなく、その周囲やまだ症状が出ていない皮膚にも広がっていることがあるからです。
• 足の裏の水虫の場合は、かゆみや皮むけがある部分だけでなく、
 足の裏全体
足の指全体(表・裏・横)
 指の間
にも、しっかり広めに薬を塗ることが大切です。
• 体や股の水虫も同様に、赤い部分だけではなく、周囲1〜2cmの皮膚まで広めに塗るようにしましょう。
• 薬は薄くのばすのではなく、均一に行き渡るくらいしっかり塗るのが効果的です。
• 見た目の症状が良くなっても菌はまだ残っていることがあるため、症状が消えても数週間は続けて塗ることが再発防止のコツです

「軟膏」と「クリーム」の使い分け
• ジュクジュクしているところ → 軟膏
 皮膚を保護しながら、菌を退治してくれます。クリームでは、ジュクジュクをかえって悪化させることがあります。
• 乾いてカサカサしているところ → クリーム
 広がりやすく、スッとなじむので毎日のケアに適しています。

同じ水虫でも部位によって状態が違うことがあるため、軟膏とクリームを使い分けるのがポイントです。

水虫治療の第一歩は、抗真菌薬の外用薬を正しく使い続けることです。
「ジュクジュクしているところには軟膏」「乾燥しているところにはクリーム」といった工夫で、より効果的に菌を退治できます。途中でやめずに最後まで続けることが、再発を防ぐ一番の近道です。

  1. 内服薬治療
    飲み薬が必要になるケース
    水虫の多くは塗り薬で治せますが、範囲が広い場合や爪の中に入り込んでしまった場合(爪水虫)、または重症例では飲み薬(内服薬)が必要になることがあります。
    • 爪水虫(爪白癬)
     爪の中は薬が届きにくく、塗り薬だけでは十分効果が出ません。そのため、内側から効かせる飲み薬が必要になります。爪専用の治療法については別の記事で詳しくご紹介します。
    • 広範囲の水虫
     足や体の広い範囲に赤みやかゆみが広がっている場合、塗り薬だけでは追いつかず、飲み薬を加えることで改善が早くなります。
    • 再発を繰り返す場合
     塗り薬をきちんと使っても再発してしまう方には、内服薬が役立つことがあります。

代表的な飲み薬
飲み薬にはいくつか種類があり、患者さんの体質や症状に合わせて選びます。

• ネイリン(ホスラブコナゾール)
 現在もっともよく使われている水虫の飲み薬です。効果がしっかりしていて、足や爪の水虫に幅広く用いられます。

• ラミシール(テルビナフィン)
 昔から使用されてきた実績のある薬です。

• イトリゾール(イトラコナゾール)
 カビ全般に効く薬で、カンジダなどにも使われます。

安全に使うための検査
飲み薬は肝臓に負担をかける可能性があるため、血液検査で肝機能を定期的にチェックしながら行います。
• 治療前に血液検査を行い、安全に使えるかを確認します。
• 治療中も1〜2か月に一度は検査を行い、副作用が出ていないか確認します。
• もし数値に異常が出た場合は、中止や薬の変更を検討します。


自宅でできるケア・予防法

  1. 足を毎日清潔に保つ
    水虫予防の基本は「足を清潔にすること」です。
    • 毎日、お風呂やシャワーのときに石けんを使って足全体を洗いましょう。特に、足の指と指の間は汚れや汗がたまりやすいので、指を広げて丁寧に洗うことが大切です。
    • 洗ったあとは必ず水分をよく拭き取ること。濡れたままにしておくと白癬菌が繁殖しやすくなります。タオルで軽く押さえるようにして、指の間まで乾燥させましょう。
    • ドライヤーの弱風を当てるのも効果的です。
  2. 靴と靴下の工夫
    白癬菌は蒸れた環境を好むため、靴や靴下の選び方が重要です。
    • 通気性のよい靴を選ぶ:革靴やブーツを長時間履くと蒸れやすいため、できるだけメッシュや通気性のある素材を選びましょう。
    • 同じ靴を毎日履かない:1日履いた靴は翌日は休ませ、しっかり乾燥させます。靴用の乾燥剤や新聞紙を入れて湿気を吸わせるのも効果的です。
    • 靴下は吸湿性のある素材を:綿やウールの混紡など、汗をよく吸うものが安心です。ナイロンやポリエステルなど蒸れやすい素材は避けましょう。
    • 靴下は毎日交換:汗をかきやすい人は1日2回取り替えるのもおすすめです。
  3. 家族での感染予防
    水虫は家族の間でうつりやすいため、共有物に注意が必要です。
    • タオルの共用は禁止:足を拭いたタオルを他の人が使うと、白癬菌がうつってしまう可能性があります。
    • スリッパやバスマットも分ける:家族で同じものを使うと感染の原因になります。できれば個人専用にするか、使用後は洗濯・天日干しを徹底しましょう。
    • 洗濯はしっかり:足を拭いたタオルや靴下はすぐに洗濯機に入れ、しっかり乾燥させることで菌を減らせます。
  4. 公共施設での注意
    プール、温泉、スポーツジム、銭湯などでは、白癬菌が床に落ちている可能性があります。
    • サンダルを履く:素足で歩かないことが最大の予防です。ビーチサンダルやシャワーサンダルを用意すると安心です。
    • 入浴後は足をよく洗う:プールや温泉から上がったあと、そのままにせず洗って菌を落としましょう。
  5. 汗対策と日常生活の工夫
    汗は白癬菌の大好物。日常生活での工夫も大切です。
    • 汗をかいたら早めに着替える:特に靴下はそのままにせず交換しましょう。
    • シャワーで流す:運動や仕事で大量に汗をかいたときは、帰宅後できるだけ早くシャワーで洗い流します。
    • 足を乾かす習慣:帰宅後すぐに靴下を脱ぎ、風通しのよい場所で足を乾かすのも効果的です。
  6. 爪のケア
    足の爪が伸びすぎると汚れや菌がたまりやすくなります。
    • 定期的に短く切りそろえ、清潔を保ちましょう。
    • ただし深爪はNG。逆に傷ができて菌が入りやすくなるため、爪の角は少し残すように切ります。
  7. 再発予防のポイント
    水虫は一度治っても再発しやすい病気です。
    • 治療薬を自己判断でやめないこと(症状が消えても菌は残っていることがあります)。
    • 普段から「清潔・乾燥・通気」を意識すること。
    • 家族に水虫の人がいる場合は、一緒に治療を受けるのがベストです。

来院される前のお願い

水虫の診断を正確に行うために、皆様にお願いしたいことがあります。
市販薬は塗らずにご来院ください。

水虫が疑われる場合でも、来院前には市販の水虫薬を塗らないようにお願いします。
もちろん、「塗ってしまったから受診してはいけない」というわけではありません。ですが、薬を塗ってしまうと菌の数が減り、顕微鏡で確認する検査の精度が下がってしまうのです。

特に、初めての診断で大切なのは「本当に水虫なのかどうか」をきちんと確かめることです。湿疹やかぶれ、乾癬など、水虫と見た目が似ている皮膚病も多くあります。もし市販薬で菌が弱っていると、顕微鏡で見ても菌が見つかりにくくなり、正しい診断が難しくなることがあります。

理想的なのは「検査の1週間前から薬を塗らないこと」
水虫薬を1度や2度塗っただけでも、菌が弱ることがあります。できれば、検査の1週間前からは市販の水虫薬を塗らずにお越しいただけると、より確実に菌を確認できます。

「症状がかゆくてつらいのに、薬をやめて大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。短期間であれば症状が大きく悪化することは少ないので、その間はなるべく清潔を保ち、掻き壊さないよう注意していただければ大丈夫です。

どうしても塗ってしまった場合は?
• 「薬を塗ってしまったから受診できない」と思わなくて大丈夫です。
• もし薬を塗っていても、診察で皮膚の状態をしっかり確認します。
• ただし菌が見えにくくなる可能性があるため、診断がつきにくい場合は日を改めて再検査となることもあります。

爪水虫の場合のお願い
爪の中に菌がいる「爪水虫」が疑われる場合は、マニキュアやペディキュアを落としてからご来院ください。爪の表面がコーティングされていると、菌を採取しにくくなるためです。


まとめ

水虫(白癬)は「足だけの病気」ではなく、体・手・頭・陰部など全身に広がる可能性のある感染症です。
見た目が似ている皮膚病も多いため、自己判断せずに皮膚科で顕微鏡検査を受けることが大切です。
豊田市のこはく皮フ科では、最新の診断・治療で水虫を根本から改善し、再発予防のための生活指導も行っています。

爪水虫、飲み薬ネイリンでここまで治りました! #爪白癬 #爪水虫 #ネイリン #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック #豊田市に開業予定
爪水虫の薬が効かない!#爪水虫 #水虫 #爪 #水虫 #水虫じゃなかった #爪が厚い #爪の形 #薬 #飲み薬 #爪甲鉤彎症 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック
水虫が治らない#水虫 #塗り薬 #治療 #痒い #かゆい #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック #豊田市に開業予定
爪水虫、放っておくと?#爪水虫 #爪白癬 #放置 #無治療 #無治療を選択 #水虫 #白癬 #蜂窩織炎 #寝たきり #炎症 #足 #爪変形 #爪変色 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック
足水虫と爪水虫!#水虫 #爪水虫 #足白癬 #爪白癬 #白癬 #鱗屑 #皮がむける #足の皮 #足の裏 #検査 #治療 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック
爪水虫!削ると早く治ります!#爪水虫 #爪水虫の治し方 #爪削り #水虫 #水虫爪 #厚い爪 #肥厚爪 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック #豊田市に開業予定
爪水虫!爪が厚くて、爪の形もなんか違う…?
削って治そう!爪水虫!#爪水虫 #爪水虫の治し方 #爪削り #グラインダー #爪白癬 #爪白癬ケア #白癬 #水虫 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック
皮フ科ゆかいな患者さん!#薬 #水虫 #爪水虫 #クレナフィン #グリセリン #間違い #塗り薬 #患者 #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック #豊田市に開業予定
伸び切った肥厚爪、爪水虫にお悩みの方、こはく皮フ科クリニックでキレイにできます
皮フ科あるある!背中に薬ぬれない…!#皮膚科あるある #背中に薬を塗る方法 #背中 #かゆい #痒い #セヌール #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック
皮膚科あるある!5本指ソックスって…
足の蜂窩織炎!足にばい菌が入って赤くなって腫れます。とても痛いです!
皮膚科あるある!#おしり #お尻 #かゆい #痒い #痒み #水虫 #白癬 #体部白癬 #行きたくない #皮膚科 #美容皮膚科 #こはく皮フ科クリニック #こはく皮膚科クリニック #豊田市に開業予定
目次