こはく皮フ科クリニックでは、XTRACという光線療法の器械(エキシマレーザー)を導入しています。
XTRACは、皮膚疾患に効果が高い波長の光(308nm)だけを出すことができます。(従来の器械(エキシマライト)には、308nmの光以外の紫外線も少し含まれています。)光線療法を行っていると、日焼けのように皮膚が赤くなることがありますが、XTRACは、余分な光が含まれない分、従来のエキシマライトに比べて、赤くなりにくいことが知られています。
また、輝度(光の強さ)が高く、短い時間で効率よく光を当てることができます。(輝度は、従来器VTRACの55万倍)また、輝度が高い光線療法は、従来のものに比べて、効果が高いことも報告されています。
レーザー光を当てる際は、痛みは全くなく、ほんのり温かく感じることが多いです。
XTRAC導入に当たっての難点は、従来の器械に比べて、器械の値段が高いことでした。患者さんのお支払い額としては、保険適応になりますので、従来の器械でもXTRACでも、変わりありません。ということは、安い器械を導入した方が、クリニックの儲けは大きくなります。XTRACを導入しても、クリニックの儲けには直結しないどころか、逆にマイナスになってしまいます。
しかし、院長は長い間、アトピー性皮膚炎の痒みと湿疹に悩まされてきており、この辛さはただの辛さではないことを、よく知っています。一人でも多くの方が、少しでも早く、痒みが軽くなれば・・・という一心で、導入を決めました。
従来の光線療法で良くならなかった方も、XTRACで効果が出る可能性があります。診察時、こちらからも提案しますが、XTRACによる光線療法ご希望の方、お気軽に声をかけてください。