こはく皮フ科 院長 松井響子より
こんにちは。
愛知県豊田市「こはく皮フ科」院長の松井響子です。
このページを見てくださっている方の中には、
「うちの子がアトピーで、最近いじめられているかもしれない」
「お友だちに“気持ち悪い”と言われて、泣いて帰ってきた」
「肌のせいで、人と目を合わせなくなった」
そんな不安や苦しみを抱えているお子さんやご家族もいらっしゃるかもしれません。
私自身、子どもの頃、重度のアトピー性皮膚炎に悩み、ひどい言葉を投げられたり、仲間はずれにされた経験があります。
だからこそ、今、肌のことで傷ついている子どもたちに伝えたいことがあります。
「どうして自分だけ?」と泣いた日々
私は、小学生の頃から顔や首、ひじや膝に炎症が出て、赤くカサカサした肌が続いていました。
かゆくて、夜眠れず、掻きむしってしまい、朝にはシーツに血がにじんでいることもありました。
そんな肌を見て、
「なんか汚い」
「それ、うつるんじゃない?」
「気持ち悪い、触らないで」
そう言われて、どんなに泣いても、周りはわかってくれませんでした。
でも――
あなたは、悪くない。
そう、声を大にして伝えたいです。
皮膚の病気は「見える」からこそ、つらい
風邪や喘息とちがって、皮膚の病気は人から見えてしまう。
だからこそ、「からかわれる」「避けられる」「好奇の目で見られる」。
それがどんなに傷つくことか、私は身をもって知っています。
私たち皮膚科医は、薬を出すだけが仕事ではありません。
痛みに名前をつけ、苦しみに寄り添い、「あなたは一人じゃない」と伝えることも大切な役目です。
いじめにあっている子どもたちへ
- つらいね。
- なんで自分だけって、悔しいよね。
- 本当は、ただ普通に過ごしたいだけなのにね。
- 我慢して笑って、もっとつらくなってない?
無理にがんばらなくていい。
誰かに話してもいい。
逃げてもいい。
泣いてもいい。
あなたの肌は、あなたを悪くするものじゃない。
大丈夫。きっと良くなるから。一緒に治していこうね。
ご家族の方へ|一番そばで苦しみを見ているあなたへ
お子さんの肌が荒れているとき、
「かかないで!」「薬塗ったの?」と注意してしまったり、
「なぜうちの子だけ…」と心の中でつぶやいてしまうこと、あると思います。
でもそれは、誰よりもお子さんを守りたい気持ちがあるからこそ。
その気持ちに、どうか罪悪感を持たないでください。
私も親になってわかりました。
「変わってあげたい」「代われるなら代わってあげたい」――
そう願うご家族の想いは、子どもにとって何よりの支えになります。
医療としてできること、そして“心”へのサポートも
こはく皮フ科では、
- 皮膚症状のコントロール(アトピー・湿疹・じんましんなど)
- お薬の正しい使い方のサポート
- 必要であれば学校・園への医師コメントや配慮のお願い
- ご家族へのケア・アドバイス
さらに、お子さんの気持ちを大切にしながら治療する姿勢を、スタッフ全員で心がけています。
皮膚の病気は、心まで痛めてしまう病気です。
だからこそ、心にも処方箋を出せる皮膚科でありたいと、私は本気で思っています。
もし、困ってるお子さん御本人や親御さんがいらっしゃいましたら
是非、こはく皮膚科へ受診してください。心よりお待ちしています。
【こはく皮フ科クリニック】
住所: 愛知県豊田市瑞穂町4丁目1-1
(スカイホール豊田 南300m)
診療科目: 一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科
WEB予約はこちら▶ https://kohakuhifuka.com