医療脱毛における白斑(はくはん)リスクについては、基本的に極めて低いですが、完全にゼロではありません。以下で詳しく解説します。
✅ そもそも「白斑」とは?
白斑とは、皮膚の一部が白く抜けたようになる状態で、色素を作る細胞(メラノサイト)が機能しなくなることによって生じます。
✅ 医療脱毛と白斑の関係性
医療脱毛(主にレーザー脱毛)では、毛根にあるメラニン色素をターゲットにして熱破壊を行います。このときに以下のような状態が重なると、まれにメラノサイトにダメージが加わる可能性があります。
▶ メラノサイトが損傷する原因として考えられる要因
- 照射出力が高すぎた場合
- 肌がもともと日焼けなどで弱っていた場合
- 施術後のアフターケア(保湿・紫外線対策)が不十分
- 体質的に自己免疫反応を起こしやすい(白斑素因)
その結果、まれに一時的、または持続的な**色素脱失(白斑)**が生じることがあります。
✅ 白斑のリスクは「極めて低い」
医療脱毛では医療用レーザーが使われており、専門の知識を持った医師や看護師が出力や波長を調整しています。皮膚科領域でも「レーザーによる白斑のリスクは非常に低い」とされています。
✅ 実際の白斑リスクを下げる対策
- 事前に日焼けを避ける(日焼けした肌は過敏)
- テスト照射を受ける(肌の反応確認)
- 信頼できるクリニックを選ぶ
- アフターケア(保湿・日焼け止め)を徹底する
- 異常が出たらすぐに医師に相談する
✅ もし白斑が出た場合の対応
- 一時的なものなら数週間〜数ヶ月で自然回復することもあります。
- 持続する白斑に対しては、**外用薬(ステロイド・タクロリムス)や光線療法(ナローバンドUVB)**が使われることもあります。
✅ 結論
医療脱毛による白斑リスクは非常に低く、通常の施術・適切な管理下ではまず起こらないとされています。ただし、完全にゼロではないため、
- 敏感肌や自己免疫系疾患がある人
- 強い日焼け肌
- 肌トラブルを起こしやすい人
は、施術前に医師のカウンセリングでしっかり相談することが大切です。こはく皮フ科では患者様が安心して施術が受けられるようにカウンセリング時にしっかりと話を聞き、リスクを限りなくゼロに出来るよう努めています。