こんにちは。
愛知県豊田市の「こはく皮フ科」院長の松井響子です。
春先になると、くしゃみや鼻水だけでなく、「肌荒れ」「かゆみ」「赤み」など、皮膚のトラブルで受診される方が多くなります。これは、**花粉が皮膚に影響を与える「花粉皮膚炎」**というアレルギー症状の一つです。
本記事では、皮膚科医の視点から、花粉症による皮膚症状とその治療法、アレルギー治療薬の選び方について、わかりやすくご紹介します。
花粉症による皮膚症状とは?
花粉症というと、鼻や目の症状が有名ですが、皮膚に出ることもあります。
主な症状:
- 顔や首、まぶたの赤み
- ヒリヒリしたかゆみ
- 肌の乾燥やガサガサ
- 湿疹やニキビが悪化する
これは、花粉が皮膚に付着して、アレルギー反応を引き起こすことで起こります。とくに敏感肌やアトピー素因のある方、小さなお子さまは要注意です。
皮膚科で行う治療とは?
当院では、症状や体質に合わせて次のような治療を行います。
1. 抗アレルギー薬(内服薬)
第二世代抗ヒスタミン薬を中心に、症状の強さに応じて処方します。
よく使われる薬:
- ビラノア
- デザレックス
- アレグラ
- ザイザル など
副作用が少なく、眠気が出にくいタイプを選ぶことで、日常生活に支障が出にくくなります。
2. 外用薬(塗り薬)
皮膚の赤みやかゆみが強い場合は、ステロイド外用薬や保湿剤を組み合わせて使います。
症状の程度に応じて、弱めの薬から始め、必要なら段階的に調整します。
3. スキンケア指導
花粉から肌を守るには、日々のスキンケアも重要です。
- 帰宅後はすぐに洗顔・洗髪
- 保湿をこまめに行う
- メイクやクリームでバリア機能を高める
当院の取り組み
こはく皮フ科では、小さなお子さまから大人の方まで、花粉による肌トラブルに丁寧に対応しています。
豊田市で花粉症やアレルギーにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
皮膚科専門医として、あなたに合った治療法をご提案します。
よくあるご質問(Q&A)
Q:薬はいつから飲むのがよい?
A:症状が出る前からの「初期治療」が効果的です。2月頃からの内服をおすすめします。
Q:妊娠中や授乳中でも飲めますか?
A:一部の抗アレルギー薬は使用可能です。医師と相談しながら選びましょう。
Q:市販薬とどう違うの?
A:皮膚科では症状や体質に合わせて、より効果的で副作用の少ない薬を処方できます。
まとめ|花粉症と肌荒れは皮膚科でもしっかり治療できます
花粉による皮膚トラブルは、放置すると悪化しやすく、慢性的な肌荒れにつながります。
アレルギー専門の皮膚科として、私たちは見た目だけでなく、体の内側からのケアも大切にしています。お気軽にご相談ください。
【こはく皮フ科クリニック】
住所: 愛知県豊田市瑞穂町4丁目1-1
診療科目: 一般皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科
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